【「宇宙貯金」することで、運命の扉が開かれる】〜キプロスのカズコより

運命の扉

先日、古い映画を2本、鑑賞しました。

時間が経って見てみると、その映画を通じて、若い時には理解できなかった意味を受け取ることが出来ました。
両方とも、ユダヤ人の戦中時代の映画です。

ひとつは、「戦場のピアニスト」です。
もうひとつは、「シンドラーのリスト」です。

先月のハンガリーの旅行でも、地図もガイドブックさえも持たないで行きましたが、ハンガリーでユダヤ人が60万人も虐殺されたことはあまり知られていない様子です。
あのブタペストのドナウ川に靴を脱ぎ、身投げした人達も大勢いた様子です。

シンドラーのリストの映画は、東欧のドイツ占領地で進む中、ドイツ人実業家オスカー・シンドラーが1100人以上ものポーランド系ユダヤ人を自身が経営する軍需工場に必要な生産力だという名目で絶滅収容所送りを阻止し、その命を救った実話を描いていました。

彼自身、最初は、ユダヤ人たちがいなくなると工場を閉鎖しなければいけなくなるから、という経営者目線での損得感情から始めていた行動でした。
それぐらい、ささいで利己的な始まりでしたが、1人を助けたことで、多くの子孫を生むことが出来ます。
1100人以上を助けたことにより、子孫である人達が歴史を受け継ぐことになります。

余談ですが、私の他界した父は鹿児島で小学校の校庭でサツマイモを育ていた際に、先生が不在という定かの後に、特攻隊へ、志願しましたが、分数を習ったことがなかったので、特攻隊の予科練に入隊することが出来なかったと、悔しかったと言っていましたが、もしも、入隊出来ていたら、私という魂は、現世に誕生しなかったことになります。

シンドラー自身は、戦後で再度、ビジネスを始めたが、失敗した様子です。
しかし、お金と引き換えに、彼は多くの人々の命を救いました。

お金は、あの世には持って行けません。
もしも、あなたがこの世で一番大切なモノを「お金」だと思っているようであれば、精神性を上げることをお薦めします。
お金は「道具」でありますし、この世に生まれ変わった目的を惑わせることさえもあります。
もちろん、無いよりは、あった方が良いでしょう。(今の時点では)

しかし、使い道が、利己的な目的であるようであれば、それは、この世では役に立ちますが、スピリチュアル的には、あまり意味がありません。

 

仏教の教えのひとつに「功徳を施す」という言葉があります。

「功徳を積む」という表現でされることもありますが、これらの言葉の真意は「善い行いをすると当然、善い結果になる」「善いことをしても悪い結果になることはありえない」とされる善行を行うことにあります。

しかし、「悪は犯しやすく善はなしがたい」という言葉があるように、善い行いをするには常に悪に惹かれる心と競争しなくてはならないため、容易ではないとされています。

功徳を積むことと同じように、陰徳を積むことで、あなたの波動は高くなります。

「宇宙貯金」をするということは、徳を積むことにより、他人に貢献する姿勢を意味します。
人間社会では、どこの銀行にお金を預けても、ここ最近では、利息は僅かなものでしょう。

また、日本人ほど、老後を気にして、銀行に預金を増やしている人種も珍しい様子です。

欧米、豪州、カナダなどでは、お金を持つよりも、不動産を持つことで、資産を増やすことになると、言われています。

ユダヤ人の場合は、移動するときに持ち運べる、ダイヤモンド等を資産として持つ人も少なくありません。

銀行もこれからの時代、変化して行きます。

デジタル化して来ていますので、更に、変化して行くことになるでしょう。

利息が増えるから預けていた銀行ですが、利息が増えないのであれば、他に投資したりすることになるでしょう。

宇宙銀行に預けるのは、「徳」です。

他者に貢献したり、尽くしたり、社会に役立つようなことをすると、それが徳となって宇宙銀行に貯金していることになります。

預けた分だけ、時空を超えて、戻って来ます。

現世でその貯金を受け取ることも出来ますし、来世に向けて、貯めることも出来ます。

恩恵は人によって異なります。

仕事の成功かも知れません。

お金持ちになりたいならば、その場合もあるでしょう。

また、健康になりたい人、ソウルメイトと出会い、結婚して、家族を作ること、また、夢を叶えることなど……。も、あるでしょう。

宇宙貯金をすることで、とても不思議なことが増えて行きます。

それは、人とのご縁で、運が良くなることになります。

日本昔話で「わらしべ長者」のような現象が起こるかも知れません。

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あらすじは、

「何をやっても上手くいかない貧しい男が、運を授けて欲しいと観音さまに願掛けをする。すると観音さまが現れ、お堂を出た時に初めて手にした物を大切にして西へ行くようにと言われる。
男はお堂を出たとたん転んで一本の藁を手にする。それを持って西へ歩いていくとアブが飛んできたので、藁でしばって歩き続けた。泣きじゃくる赤ん坊がいたので、藁につけたアブをあげた。すると母親がお礼にと蜜柑をくれた。
木の下で休んで蜜柑を食べようとすると、お金持ちのお嬢様が水を欲しがって苦しんでいた。そこで蜜柑を渡すと、代わりに上等な絹の反物をくれた。男は上機嫌に歩いていると倒れた馬と荷物を取り替えようと言われ、死にかけの馬を強引に引き取らされてしまった。やさしい男は懸命に馬を介抱し、その甲斐あって馬は元気になった。
馬を連れて城下町まで行くと、馬を気に入った長者が千両で買うと言う。余りの金額に驚いて失神した男を、長者の娘が介抱するが、それは以前蜜柑をあげた娘だった。長者は男に娘を嫁に貰ってくれと言い、男は藁一本から近在近郷に知らぬ者のない大長者になった。」

めでたしめでたし。
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運命の扉

欲がなかった人だから、観音様も応援してくれたのでしょうね。

宇宙貯金を貯める際には、決して「見返り」を求めてはいけません。

無私の精神で行うことです。

打算的な気持ちで、善行を行ってはいけません。

見返りを期待しない無私の精神で、大きな徳を重ねていくことです。

この人と付き合えば、「徳になるだろう」とか、見返りがありそうだから、あの奉仕団体の講師の人とお近づきになりたいなどという気持ちは捨てる事です。

見返りを求めないで行うことで、必ず、充実した気持ちが継続することになります。

運が悪いと思っている人は、どんどん、陰徳を積んで行くことで、良い現象が訪れることになります。

まずは、一日一善から、始めてみてはいかがでしょうか?

少しずつでも、良いので、感謝させる側になることです。

そうすれば、質と量を兼ね備えた徳を宇宙に貯金することで、天使達からも信頼されることになるでしょう。

大きな成功を目的に生まれ変わった人ほど、多くの陰徳を積み重ねることで、見えない力が、ここぞというときに、パワーアップして、成功出来ることになるでしょう。

お金があっても、買うことが出来ない、陰徳を積んで行きましょう。

数年後、数十年後を楽しみに、頑張って下さい。

最後に、どうぞ、善行のひとつに、世界が平和であることも、願って下さい。

ありがとうございます。

 

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