【悩んだときに、後押ししてくれるユダヤ式の6つの成功法則】〜キプロスのカズコより

笑顔を絶やさなければ、必ず、運を引き寄せる事が出来ます。

【悩んだときに、後押ししてくれるユダヤ式の6つの成功法則】

混沌とした時代、人生の分岐点で悩むすべての人へ、5000年の歴史を持つ、ユダヤの賢者たちに引き継がれた成功法則の中に、光やヒントを見出すことが出来るかも知れません。

成功法則をお伝えする前に、ユダヤ人の成り立ちについてお話して参ります。

旧約聖書によると、古代イスラエル人がユダヤ人の祖先となります。
彼らは紀元前1000年頃、カナンという場所(現在、パレスチナを含む地中海とヨルダン川の死海に囲まれた場所)に古代イスラエル王国がありました。
その王国は400年以上の歴史を築いています。

古代イスラエル人の祖先アブラハムは神であるヤハウェイにより、メソポタミアから離れたカナンの地に住むことになりました。
神ヤハウェイは「アブラハムの子孫はエジプトで奴隷になるが、必ず、カナンの地に戻る神の子である」と預言しています。
アブラハムから数えて3代目のヤコブは12人の息子に恵まれました。

彼らが古代イスラエル12の部族の祖先になります。
預言通りに一部の者たちは奴隷となりました。
その後、パレスチナの北に位置する場所は、イスラエル王国となりました。

南に位置する地は、ユダ王国として分裂してしまいました。
エルサレムを中心としたユダ王国はダビデという王様によって創始されました。
このユダ王は神ヤハウェイと契約を結ぶことになりました。
その内容は旧約聖書の〈詩編八九〉に記述されています。

神ヤハウェイの子として、「我々は神の子である」と、ユダ王が民に語ります。
しかしながら、北のイスラエル王国はアッシリア帝国(※)に滅ぼされてしまいます。
※「アッシリア」はアッシュルの地を意味するギリシャ語表記に由来するヨーロッパにおける呼称。

ユダ王国もバビロニア帝国に紀元前6世紀初頭に滅ぼされてしまいます。
その後、ペルシャ帝国によってバビロニアが滅ぼされると、彼らはパレスチナに戻り、その後もペルシャ人、ローマ人、ギリシャ人に統治されてしまうことになりました。

統治される事に法律や語源も変わりましたが、厳しい律法を守り、民族のアイデンティティを守り続けました。
そして、彼らは、紀元前4世紀~2世紀にかけて、「ユダ・Yehuda」を語源としたユダヤ人と呼ばれるようになりました。
余談ですが、イスラエルという言葉の意味は、ヤコブが天使と格闘し、勝利したことで、「イシャラー(勝つ者)」「エル(神)」から、イスラエルと呼ばれるようになりました。

ユダヤ人は近年まで、迫害され続けて来ました。
しかし、自分たちの先祖から受け継いできた生き方が、他よりもあまりにも優れていたので、独自の文化を頑なに待って来た民族と言えることでしょう。

彼らは、学びの民族と言われています。
学びこそが、その根源になっていること、学ぶ習性があったからこそ、小さな民族がどこに放浪しても、知恵と教えから、自らの道を切り開くことが出来たことでしょう。

財産は奪われても、知力は学び続けることで、継続的に教え継がれることになります。
しかし、学ぶだけでは、成功は齎せないことをユダヤ人は知っていました。
多くの諺がありますが、そのひとつに、「いくらたくさんの本を読んでも、学ばなければロバの背に本を積み上げたのと変わらない」というのがあります。

 

学問は、それを生かさなければ、役に立ちません。

アインシュタインも「学ぶ目的は、知識を豊かに蓄積することによって、連想力を強めることだ」と、説いています。
古人の知恵を学ぶことにより、頭脳を常に磨き上げる役割があることを知っている民族なのでしょう。