もしかしてクサイのは私ッ!? ~ 春から始めるニオイ対策 ~

春なのに体臭が気になる!?

例年より早く桜が咲き、一気に春らしくなっていましたね。
日差しもポカポカと温かく、軽やかな服装で出かけられるようになりました。

とはいえ、朝晩は肌寒さを感じることもあるので、服装を決めるのが少し難しいこともありますよね。
寒いと思って厚着をしたら、意外と暖かくて汗をかいてしまったなんて経験、この時期はよくあるかもしれません。

もちろん、夏に比べると春はそれ程たくさんの汗をかくことは殆どありません。
イメージ的には夏の方が『汗をかく=体臭』と思われがちですが、実は春の汗って夏の汗よりも匂うのです。

 

春の体臭の原因は様々

衰えた汗腺が原因
冬の間は寒いのであまり汗をかかないので、汗を分泌する汗腺の機能が低下します。そのため、春になって久しぶりに汗をかくと、さらっとした汗ではなく、水分の少ないドロっとした濃い汗が出るのです。特に十分に水分を摂っていないと、汗も濃くなり、その分、体臭も強くなるのです。

環境の変化が原因
春は学校を卒業したり、入学したり、就職したり、引っ越ししたりなど、環境の変化が増える時期です。緊張して汗をかいたり、時には冷や汗をかいたりすることが増えるのも原因として考えられます。

花粉症が原因
アレルギーの症状が出ているとき、自律神経や免疫系のバランスが崩れ、微熱が出ることがあります。そのため、体温を調整しようと汗が増えるので、まれに花粉症の症状の一つで発汗の増加を感じることがあります。

 

まだ間に合う! ニオイ対策

先ほども話ましたが、夏の方が『汗をかく=体臭』と思われがちですが、むしろ夏はたくさん汗をかくので、体内に汗がこもることがありません。
しかし、春から梅雨にかけて、じんわり汗ばむ程度で、夏ほど汗をかかないため、汗腺の機能が弱りがちで、汗の匂いが気になりやすくなるのです。

残念ながら汗を止めることは出来ませんが、生活習慣を見直すことで体臭の原因を減らすことは可能です。
ちなみに汗をかくというのはとても大切なことです。
だから、くれぐれも汗をかかないように水を飲むのをやめようとか、危険なことはしないで下さいね。
ちなみに汗をかかない人というのは基礎代謝が低い可能性があります。
つまり健康上良くないということです。
基礎代謝は高い方が健康的ですので、つまりそのためにも汗をかくというのは大切な事だと言えるのです。

体臭対策①入浴
出来るだけ汗腺を広げてあげるため、入浴をするよう心掛けて下さい。
暖かくなってくると、ついついシャワーだけで済ませることも増えそうですが、バスタブに浸かって身体を温めることで血行を良くするので、汗腺が開きやすくなります。
また、代謝が良くなることで発汗作用が高まり、さらっとした汗をかきやすくなります。
足湯や半身浴も効果的です。
入浴する前、入浴した後の水分補給も十分に行うようにして下さい。

また、夜お風呂に入って寝ると、血液の循環が良くなり、乳酸とアンモニアが減少し、体臭が弱まります。
忙しくて夜はお風呂に入らず、次の日の朝にシャワーだけなんてこともあるかもしれませんが、これを繰り返すとアンモニア濃度が減りにくくなり、匂いやすくなりますので、忙しくてもお風呂に入る時間を意識的に作るようにして下さい。

体臭対策②適度な運動
普段から汗をかくようにすると、汗腺の機能も弱まらず、体臭も匂いにくくなります。
軽くランニングしたり、近所を散歩したりして、無理なく続けられる範囲で定期的に汗をかく習慣を心がけましょう。