ウツっぽいのは寒さのせい!~身体をポカポカにすれば心も癒される!~

少しでも身体が冷えているなと感じたら、自分の好きな方法で温め対策を行ってみて下さいね。

身体が冷えると心も冷える⁉︎

漢方では「心身一如」(しんしんいちにょ)という考え方があります。

心の状態と身体の状態は相互に関わっているとされていて、身体の不調が心の不調に繋がってしまったり、もしくは心の不調から身体の不調に繋がってしまったりするということです。

必ずしも身体に不調があると心が病むと病んでしまうという訳ではありませんが、心と身体は繋がっているということを意識する必要性が大いにあります。

特にこの寒さだと、風邪をひきやすくなります。
よく「風邪は万病のもと」と言いますよね。
風邪は英語で「COLD」と言いますが、文字通り「冷え」のことになります。
ということは、「冷えは万病のもと」であることも示しているのです。

先ほど、心と身体は繋がっていると話しましたが、冷えは身体だけでなく心にも影響します。
身体が冷えてしまうと心も冷えて気持ちがネガティブになってしまい、このネガティブな状態が続くと、さらに心が冷え、身体も冷えてしまうのです。

 

心の冷えを放っておくのは危険!

冷えによって体調不良に陥ってしまうのと同様に、心も冷やすと不具合が生じてしまう場合があります。
一昔前なら、それを「心の風邪」と表現したかもしれません。
ちなみに、それはうつ病のことを指しています。

風邪は万病のもとではありますが、ある程度なら放置しても自然治癒します。
一方「心の風邪」と言いつつ、うつ病は放置しても簡単には治りません。
むしろ一歩間違えば悪化してしまう危険性もあります。
そのため、最近では、あまりこの言葉は使われません。

もし、単なる「うつ常態(ウツっぽい状態)」ではなく「うつ病」になってしまったら、放置せずに適切な手段を取って下さい。

必ずしも冷えが原因でうつ病になるという訳ではありません。
ただし、風邪をひかないにしても、頭痛がするとか、関節が痛むとか、何らかの身体の不調が生じるように、うつ病とまでいかなくても、ウツっぽくなることもあります。

風邪はけっこう恐ろしい病気です。
最初は軽い症状でも、こじらせると熱が高くなったり、抵抗力が下がったりして命に関わる病気に進展しかねません。

うつ病とまでいかなくても、ウツっぽいとか、情緒不安定だとか、よく眠れないなどの症状で悩んでいる方は少なくありません。
これらの症状が酷くなって、取り返しのつかない心の病に進展する恐れもあります。
風邪もウツっぽさも、軽い内から早めの対策が必要です。