今が旬! リンゴを食べて元気に美しく過ごそう!〜ペクチンは加熱により9倍も効果がアップ〜

リンゴには様々な健康効果や美容効果がありますので、リンゴを積極的に食べて、より健康的で美しくなっちゃいましょう!

もうすぐ11月

季節はすっかり秋になり、もうすぐ冬ですね。まだ、ハロウィンは終わっていませんが、少しずつクリスマスを意識したり、新年のことを考えたりするようになりました。1年が過ぎるのって、本当に早いものですね。

季節の変わり目もいつの間に過ぎて、すっかり寒くなりました。そのせいか、体調が優れないとか、風邪をひいてしまったなんて方も多いかもしれません。また、冷えのせいか、頭痛や肩こりなどの症状が出たなんて方もいらっしゃるかもしれませんね。

これから来る寒い冬を元気に過ごすためにも、元気に過ごしたいものです。
そんな時、私たちの強い味方になってくれるのは旬の食材です。
というわけで、今が旬のフルーツであるリンゴのお話をします。

 

リンゴの歴史

リンゴはほとんどの人が大好きなフルーツの定番。
当たり前のようにリンゴを食べたり、買ったりしていますが、実は昔から日本にあったわけではありません。リンゴが日本に渡って来たのは平安時代中期(900年頃)だそうです。

ただし、当時のリンゴは『和リンゴ』という粒の小さな野生種、いわゆる「観賞用」のりんごで、現在、私たちが食べているリンゴとは全く違うものでした。

『和リンゴ』は、平安時代から鎌倉時代に中国から入ってきたもので、小振りで酸味が強く、江戸時代にはお菓子として食べられていたそうです。

私たちが食べているリンゴは『西洋リンゴ』といって、アメリカから75品種を輸入し、苗木を全国に配布した明治4年(1871年)以降に普及したものです。

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漢字と共にやってきたリンゴ

もともと、『和リンゴ』は「林檎」という漢字と共に日本へやってきたそうです。
当時は「利牟古(りむご)」と呼ばれ、江戸時代に「りんご」という和名が付けられたそうです。

明治時代に『西洋リンゴ』が導入されてから、『和リンゴ』は徐々に減り、今ではほとんど作られていません。そして『西洋リンゴ』の普及が進むにつれ、もともと『和リンゴ』を意味していた「りんご」という名前は、『西洋リンゴ』を意味するようになったそうです。

 

青森リンゴのパイオニア菊池楯衛

リンゴの産地と言えば青森が有名なので、日本でのリンゴの歴史の始まりである『西洋リンゴ』の初栽培も青森から始まったと思う方が多いかもしれません。
実際は青森ではなく、北海道函館市に隣接する七重村(現、七飯町)だったそうです。

しかし、日本における最初の栽培以降、青森の菊池楯衛(きくちたてえ)が北海道に渡り学んだ栽培技術が広まるとともに、青森での栽培も盛んになったそうです。
菊池楯衛は青森県がリンゴの主産地になる基礎を作った、青森リンゴのパイオニア的人物なのです。

明治8年に始まった青森りんごの栽培は、当初たったの3本から始まったそうですが、明治42年に栽植本数が北海道を上回り、全国一位になったそうです。
そして130年経った現在、日本一の生産を誇り、世界一の品質と言われるまでになりました。