恐ろしい子! それは『五月病』!?~敵を知り己を知って対策を練ろう!~

どの季節でも、何らかのメンタルの不調はあるけれど、5月は何か特別な何かがあるのではないか!? そんなふうに思った事はありませんか。

季節は変わった!

関東ではお花見の季節も終わって来ました。
道端に咲いている桜の木も、キレイなピンク色から緑へと徐々に変化して来ました。

つい最近まで小学生だった人たちも、今じゃ立派な中学生。
学校教育を終えて社会人になった方もたくさんいらっしゃると思います。

まだまだ新鮮さも残っているものの、徐々に新しい環境に慣れて来た頃かもしれません。
不安と期待が入り混じった季節はそろそろ過ぎ去って来ました。

が! ここで忘れてはならない問題があります。
「気がついたら手遅れに……」なんて事にならないためにも、ホンの少しだけ頭に入れておいた方が良い事があります。

名前の通り、5月になるとやって来る例のアレ。
サンタクロースなら大歓迎ですが、できればアレとは関わりたくありません。
そうです!『五月病』です!

しかし! 恐れる事はありません。
ここでしっかりとポイントを押さえて、5月を元気に乗り切りましょう!

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五月病って病気なの?

ところで1年は12ヶ月ありますが、月の後に『病』がつくというのは5月だけです。
どの季節でも、何らかのメンタルの不調はあるけれど、5月は何か特別な何かがあるのではないか!? そんなふうに思った事はありませんか。
そもそも、『五月病』って病気なのでしょうか。

世間話で誰かが「君、五月病じゃない?」「え? 五月病って何?」みたいな会話をしていたら、このことを知っていた方がちょっとだけ賢く思われるかもしれません。

結論から言うと『五月病』というのは病名ではありません。
蛇足かもしれませんが『風邪』も病名ではありません。
当然、五月病に効果がある薬というものも存在しません。

急激な変化について行けず、何らかの不具合が出て来る状態を指しているのであって、特定の何かというわけではありません。
4月の方が急激な変化だとも言えますが、その時は気合が入っているというか、余計な事を考えている余裕が無く、一カ月ほど過ぎたくらいからストレスやら何やらがドッと出て来て……といったところでしょうか。

主な症状(のイメージ)としては、ゴールデンウィーク後くらいから、ダルい、眠れない、人に会いたくない、学校や会社に行く途中で具合が悪くなる、やる気が起きない、物忘れが増えた、色々と面倒くさい、メソメソする、お腹が痛い、フラフラする、息苦しい…などの症状のうち、いくつかが当てはまる場合です。
2~3日で、元通り元気になったというのであれば、それほど心配しなくても良いかもしれませんが、長く続くようでしたら放置せずに適切な処置を取って下さい。

今風に言うならば『気分障害』や『不安障害』のようなものの総称と考えて良いと思います。
もちろん、自己診断は禁物です。当然私も、そういう診断は下せません。