あなたの香りは大丈夫!?~柔軟剤の使い過ぎに注意!~

自分の臭いって、よく分からないものです。 自分の周りの臭いって、慣れて嗅覚が麻痺してしまい、気付きにくいものです。

柔軟剤、使っていますか!?

ここ数年、たくさんの香り付き柔軟剤が売っていますよね。
もともと柔軟剤って、衣類を柔らかく仕上げたり、静電気を防止したりするために使われていました。
ある程度の香りはついていましたが、嫌な匂いを消したり抗菌したりする位でした。

最近では、柔軟剤の香りが『主張』するようになってきて、本来の目的だけでなく、香りが目的の使い方が主流になっています。
今まで香水を使わなかった層も、『自分の香り』を意識し、個性の一環として選ぶようになったり、自分で洗濯をする時に部屋の中を良い香りにしたいという理由で選んだりというように様々なニーズが出てきているそうです。

洋服から良い香りがしてきたら素敵ですよね。
素敵な香りのする洋服を着ている人が通り過ぎたら、ハッとして振り返ってしまうなんてCMもありますが、それくらい香りって他人に与える影響は大きいです。

 

香り付き柔軟剤の使い過ぎに注意!

様々な香りを楽しめる柔軟剤ではありますが、この柔軟剤の香りの感じ方も人それぞれだということを知っておく必要があります。
そう、においの強さの感じ方には個人差があるのです。
全国の消費生活センターなどには、柔軟剤の香りをかいだことで「気分が悪くなった!」、「頭痛がした!」などという相談が非常に多いそうです。

実は、ある調査によりますと、柔軟剤の利用者の4人に1人までが、定められた量の2倍以上を使っているという結果も出ているそうです。
いつも同じ香りを嗅いでいると鼻が慣れてしまって、その香りを感じにくくなってしまうため、つい柔軟剤を入れ過ぎてしまうということもありがちです。
当然、使い過ぎればにおいは強くなってしまいます。
お洗濯の時に柔軟剤を使う際は、表示された適正な使用量を守るように心がけてください。

柔軟剤の香りは人工的に作られた『化学物質』です。
化学物質に対して、何も感じない人もいれば、アレルギーに似た反応を起こす方もいます。
お酒に強い人もいれば、ほんの少しお酒を飲んだだけで真っ赤になってしまう人もいますもんね。

自分にとっては素敵な香りでも、香りが強すぎると他人に迷惑になりかねないのです。
また、食べ物に好き嫌いがあるように、香りにも人それぞれ好き嫌いがあります。
良い香りだからと言って、使い過ぎると他人にとって悪臭になりかねません。
たかが柔軟剤とはいえ、最低限の配慮が必要なのです。
適量を守って使うよう、心がけましょう。

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スメハラの加害者になってない!?

スメハラとは、『スメルハラスメント』の略で臭いや香り(スメル)による嫌がらせ(ハラスメント)のことで、臭いや香りによって周りの人に不快感を与えることを指しています。

自分の臭いって、よく分からないものです。
自分の周りの臭いって、慣れて嗅覚が麻痺してしまい、気付きにくいものです。

また、「クサイ」と思われるような臭いって、不潔な臭い(体臭、口臭など)や悪臭(ゴミ、タバコなど)だけではありません。
柔軟剤や香水、化粧品の香料なども度が過ぎるとスメハラになりかねません。

本人が全くその事に気づかず、また周りの人(被害者)もデリケートな問題のため、指摘したくても出来ず、涙を飲んでグッと耐えている人が多いのだとか。
そのため、スメハラは誰もが加害者になる可能性を秘めているハラスメントと言われています。