テレビは生活必需品!?
突然ですが、あなたはテレビをよく観ますか? かつて私はテレビっ子だったので、気がつけばテレビを観ていました。もちろん今もテレビは観ますが、その頻度はだいぶ変わった気がします。
意識してテレビを観ないようにしている人もいれば、忙しくて全く観ないという方もいらっしゃると思います。時間を気にせず、番組を録画して観たり、DVDを借りて映画やドラマを観たりして、リアルタイムでなくてもテレビを観ている(利用している)という方もいらっしゃるかもしれませんね。
朝起きたら、とりあえずテレビを付けるなんて方もいらっしゃるかもしれません。ニュースをチェックしたり、その日の天気予報をチェックして傘を準備したり、寒さ対策したり。けっこう朝のテレビって欠かせませんよね。
今はネットで様々な情報を収集できるので、わざわざテレビを観なくても良さそうではありますが、観る(利用する)頻度はそれぞれ個人差があっても、テレビって生活に欠かせないと思っている方が多いのではないでしょうか。テレビの存在って大きいですよね。本当にすごいなって思います。
あなたはテレビに支配されている!?
テレビの影響力はとても大きいです。特に学生さんなどは、人気のあるドラマやアニメなどを随時チェックしておかないと、流行に取り残されてしまうような気がしたりするかもしれません。
会話についていけないと、人間関係に悪影響を及ぼしてしまうかもしれないと考えると確かに不安になったりしますよね。でも、よくよく考えると、それって自主的にテレビを観ていると言うよりも、義務で観ているということですよね。本来、テレビというものは人間が主導権を持っていて、テレビに主導権を握られるって奇妙な気もします。
本当に観たい番組を観ているのなら問題はなさそうですが、『とりあえず』観ているという場合は注意が必要です。まず時間がもったいないです。繰り返しますが、テレビは義務ではありませんのでメリハリをつけた方が有意義です。テレビの観すぎで頭痛が酷くなるなんてこともありますから。
ソファに寝そべって、お煎餅をかじりながら、特に意味もなくテレビを観ている習慣があるとしたら、それはそれで危険です。こういう状態は無意識的に行って習慣化してしまうので、気がついたら体重が増えていたということになりかねません。ゴロゴロしたいとか、のんびり休みたいとか、そのような明確な目的があるならば、開き直って時間を決めてお昼寝をした方が良いかもしれません。惰性でテレビを見ながらゴロゴロするよりもリラックスできますよ。
テレビはメリハリをつけて楽しもう!
テレビの観すぎは、思考や記憶力の低下や運動不足による肥満、心筋梗塞や認知症のリスクが高まるなど、悪影響を及ぼします。そればかりか、人格形成にも影響が大きく、攻撃性が増したり、ネガティブになりやすかったりすることもあります。
テレビを観ている時の状態を想像してみてください。たいがい、ボーっと観ていることが多いと思います。この場合、思考や記憶、認識、会話などといった能動的な脳内の活動が休止したままの状態になってしまうのです。つまり、音や映像の刺激に無関心になってしまっているということです。
ボーっとして、観ているのだか、観ていないのだか、よく分からない状態なら、テレビを消しても実害はありませんので、思い切って消してみるのもお勧めです。
読書は意識的に文字を追ってページをめくり、内容を脳内イメージしますので案外頭を使います。しかしテレビは何も考えないで観ると危険です。番組は自分の意思とはまったく関係なく展開されていきます。そして何も考えずテレビを観ていると「想像する」事がなくなってしまうため、感覚を麻痺させる危険性があります。「想像」したり、「考える」ことが減ったりする事で、受け身になってしまい、挙句の果ては感情が乏しく無感動な人間だったり、積極性が乏しいやる気のない人間になる危険性が増します。せっかく観ても内容を覚えていないようでは、その時間が勿体ないです。だからこそ、惰性ではなく、観たい番組を観た方が良いのです。
例えば、クイズ番組を観ながら一生懸命に答えを考えているとか、音楽番組を観ながら一緒に歌を歌っているとか、そういう場合は大丈夫そうですし、限られた時間でしたら問題は少ないとは思いますが、特に何も考えずに何時間も連続してテレビを観ている場合はとても危険です。