★夢に願いを。コロナウイルス・パンデミック・ドリーム」に注意。

夢

こんにちは。生き物大好きな占い師&理科教員&気象予報士&物書きの金子大輔です。
みなさんは最近どんな夢を見ましたか?

夢については、まだ謎が多く残っています。
おおざっぱには「脳の記憶の整理」と言ってよいでしょう。
大脳という巨大な倉庫を引っ掻き回すとき、いろいろな部分が刺激を受けることで、夢が創作されるのです。

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●動物たちも夢を見ている!?

夢を見るのはヒトだけではありません。
これも様々な研究があるのですが、イヌやネコなどの哺乳類、それから鳥類は夢を見ている可能性が高いと考えられます。
さらに両生類や爬虫類、昆虫類、甲殻類(エビ、カニ、ダンゴムシなど)、軟体動物(タコ、貝類など)にも「睡眠」というメカニズムは存在していますが、はたしてどうなのでしょうか……。

タコは、寿命がもっと長ければ文明を築いていただろうというくらい知能が高いので、夢くらい見ていてもおかしくありません。

私は、昆虫も夢を見ているのだろうと思います。
夏の夜中、突然けたたましいセミの悲鳴が聞こえることがありますが、あれは怖い夢でも見ているのではないでしょうか。

 

●夢は病気や深層心理を表すことも

カウンセラーは、夢を現在の心情の現れと考え、占い師はアドバイスや未来予知と考える傾向にあるようです。
いずれにしても、夢は身体からの無意識のメッセージを表すこともあるのです。

たとえばパーキンソン病では、幽霊に囲まれるなどの怖い夢を見やすくなります。
ナルコレプシーでは、入眠時に、金縛りを伴った恐ろしく鮮明な夢を見ることがしばしばです。

かつてある戌年の女性が、犬が車に引かれてバラバラになるという恐ろしい夢を見たといいます。
その女性は間もなく大病を患い、要介護になってしまいました。
自らを戌年(=犬)と強く意識していたとのことで、体に大変なことが起きていることを知らせる警告夢だったと言えます。

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●夢はイメージとストーリーで読み解こう

心理学でも占いでも、夢分析、夢診断という発想があります。

フロイト式ですと、主に夢に出てきた物、夢で行った動作で分析するようですが、私は「イメージ」のほうが大切だと思います。
たとえば、1メートルのイモムシが歩いてくる夢は、昆虫少年・昆虫少女にとっては胸キュンな夢ですが、虫嫌いな人には、身の毛もよだつ恐ろしい夢です。

楽しい夢だったか、怖い夢だったか、気味の悪い夢だったか、というイメージの他、ストーリー的に違和感のあるところに注目するなどした方が、メッセージの本質により近づける気がします。

端的には、楽しい夢は吉夢、不快な夢は凶夢と考えてよいでしょう。
そしてストーリーとして考えたときに違和感があるところ、たとえば「スキーをしていたが、ふと休んでスーツを着る」夢ですと、スーツを着るという違和感のある展開に意味が込められていると考えます。

 

●「コロナウイルス・パンデミック・ドリーム」への対策

せっかくならよい夢・楽しい夢を見たいですね。

しかし昨今、新型コロナウイルスの感染拡大で、ストレスや不安から悪夢を見る「コロナウイルス・パンデミック・ドリーム」という現象が指摘されています。
現実世界がしんどいのに、夢までしんどかったら泣きっ面に蜂です。

悪夢を見ないコツは、睡眠リズムを整える、朝に太陽の光を浴びる、寝る前にネガティブなことをくよくよ考えないことです。
体調が悪かったり心に引っかかることがあったりすると、悪夢を見やすくなるからです。

そして、毎日寝る前に「アドバイスをください」と夢にお願いしながら寝入るのがお勧めです。
明るい理想の未来を思い描きながら……。

この「いい夢を見るトレーニング」は30日くらいで効果が表れてくるようです。

そして枕元にノートやペンを置いて、起きたらすぐにメモをすると夢日記ができ上がります。

後から見直すと思い出になるばかりか、「あの夢はこういうことだったのか」と腑に落ちることもしばしばです。

 

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