★日本は、「ゆるキャラ的妖精」との交流を大切にしてきた国⁉︎ 世界に誇れる妖精系美女を目指してみよう

人間が昆虫に対して行ってきた仕打ちは、なんと罪深いことでしょう……。

●身近にいる、ぐでたまのようなゆるキャラ⁉︎

こんにちは。生き物大好きな占い師&気象予報士の金子大輔です。
「ゆるキャラ」がブームになって久しいですが、身近に、ゆるキャラと似たオーラを持つと思われる生き物がいることにお気づきでしょうか。
ゆるキャラの中でも、ぐでたま(サンリオのキャラクター。ぐでぐでした、やる気のない卵)と特に似ていると私は感じるのですが……。

それは昆虫。
大人の女性は苦手な方も多いかもしれません。
しかし、幼い頃には一緒に遊んだ記憶がある方は結構いらっしゃいませんか?
子どものときの純粋なオーラだと昆虫と波動が合うのですが、現実の塵労に疲れてくると、ぐでたまのような無垢なオーラを鬱陶しいと感じ、嫌悪感を抱くようになってしまうのかもしれません。

 

●虫は妖精のような存在

お盆の頃、家にカナブンが飛んで入ってくると「亡くなったおじいちゃんが帰ってきた」などと言うのを聞いたことはありませんか。
我が国では、虫を亡くなった人の生まれ変わりと考えることもあります。
あるいは「妖精」のような存在と捉えることも多いようです。
妖精とはスピリチュアルには「自然霊」の一種と考えます。
自然霊とは、人間として生まれたことのない魂で、龍神、稲荷、天狗、弁天、天使など様々な種類があります。
自然霊にも高級なものから邪悪なものまであり、低級霊は物を隠すなどのイタズラをしますが、最高級なものは「神」と崇められ、天気を司ったりするとされます。

 

●スピリチュアル系の女性は虫好きが多い?

日本人の成人女性で、虫が好きという人は2、3%と聞いたことがあります。
滅多に出会わない計算になるのですが、占いやオーラソーマ、スピリチュアルをやっている女性には虫好きの割合が高い気がしています。
また、好きとは言えなくとも、蚊もゴキブリも殺さずに逃がす主義、という方もときどき見受けられます。
日頃から魂と向き合っていると、生命や他の生き物の大切さも実感できるのでしょう。

 

●虫好きな女性たち

虫好きな女性と言えば、アイドルタレントのカブトムシゆかりさんや中川翔子さんが有名です。
「あんなにきれいな方が……」と驚かされますが、虫さえも大切にする女性は、皆さんとても美しく、人間性も100点オーバーで「やばい」と感じるほどです。
虫好きが美人になるのか、美人が虫好きになりやすいのか、は定かではありませんが、「きれいで性格のいい女性と付き合いたければ、虫好きの中から探せ」と男性にはアドバイスします。

 

●世界に誇れる虫愛づる日本文化

平安時代後期以降に成立した堤中納言物語にも、藤原宗輔の娘をモデルにしたと言われる「蟲愛づる姫君」という話があります。
虫を愛でる女性は、大昔から存在したことがわかりますね。

虫を愛でるのは、日本文化の特徴とも言えます。
スーパーやコンビニで虫取り網が売られ、昆虫採集がメジャーな遊びであるのは、日本と中国くらいではないでしょうか。
世界でも特異な日本文化ですが、虫を愛で、虫もなるべく殺さないようにしようという文化こそ、世界に誇れると思います。
殺虫剤メーカーは毎年、実験等で犠牲になったハエや蚊の慰霊祭を行うそうです。
虫にも魂を感じるところは、まさに日本的と言えましょう。

 

●そもそも昆虫って何者?

ここまでお話してきて今さら感がありますが、そもそも昆虫って何者なのでしょうか?
生物学的には、節足動物の仲間に分類されます。
エビやカニ、ムカデ、クモなどと同じ仲間です。
節足動物のうち、あしが6本で、体が頭・胸・腹の3つに分かれているものを昆虫と呼んでいます。
節足動物は種類がべらぼうに多く、地球の生物種の85%を占めています。
特に熱帯雨林には、まだまだ新種がゴロゴロしていると言われます。
実際、熱帯雨林で見る虫の種類がわかることは稀で、たいていは新種です。

 

●昆虫は人間に近い? はたまたエイリアン?

かつて昆虫は下等な生物と考えられてきました。
しかし、研究が進むにつれ、私たちと同じようなレベルの意識を持っている可能性が高いことがわかってきています。
例えば、昆虫の世界にも「同性愛」が存在するのです。
「SATORI」という同性愛を起こす遺伝子は、ショウジョウバエから見つかりました。
また、節足動物にも痛覚が存在することもわかってきています。
動物愛護の先進国オーストラリアでは、食用のロブスターや魚を捌くときにも、なるべく苦痛を与えない方法で裁くことが義務付けられていて、違反すると多額の罰金を取られます。
昆虫は、進化の過程を考えると生物学的に説明が難しい点があり、「昆虫は宇宙から入ってきたのではないか」という昆虫エイリアン説も存在します。

 

●厳しい世界を生き抜くヒントは、ゆるキャラ的妖精に

こう考えると、人間が昆虫に対して行ってきた仕打ちは、なんと罪深いことでしょう……。
私自身、昆虫を始めとして生き物が大好きなのですが、自分のミスで死なせてしまった虫たちのために、生涯をかけてせめてもの償いをしたいと考えて、このような記事を書いたりしています。
きっと昆虫は根に持ったりしていないでしょう。
ぐでたまのような口調で「ま、しょうがないっしょ」とつぶやくくらいだと思います。
昆虫の中でも、特にセミやチョウ、ガは魂レベルが極めて高いのではないかと私は考えています。
これらの生態の中に、厳しい世界を平和に生き抜くヒントがあるような気がするからです。

日本人として、虫愛づる文化を大切にしつつ、世界に広めていきたいものですね。

(金子 大輔)

 

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