カナイダです。
僕は理学療法士として働きながら記事を執筆している人間ですが、痛みや病気を抱える患者さんを前にして日々感じることがあります。
それは「病気やケガは自分が健康になるための一歩だなってこと。」聞いてみてフィットしない方ほど、この記事を読んで頂きたいです。5分ほどお付き合い下さい。
「風邪を引いたときに思うこと。」
風邪をひいたときに「あーどうして風邪ひいたかなー」って、誰しも思うはずです。
「予定があったのに……。」
「仕事が残っているのに……。」
「家族に迷惑かけてしまうのに……。」
そんなことを思いながら、数日前の過ごし方に目を向けることもあるでしょう。
(確かに、疲れは溜まっていたし、無理もした。今度は無理しないでおこう。)
そんなことを考えながら薬を飲み、熱が下がると普段の生活に戻る人がほとんどだと思います。
風邪をはじめ「病気やケガは悪いもの。」そう思うことが生活では多いと思います。
ただ、逆に思うのです。
病気やケガは悪いものではなく、健康のために必要なものであると。
偶然ではなく、必然的に病気になっていると。
体がわざと病気やケガを引き起こす意味。
体の不調は、心の問題と密接に関わっています。
そして、そのサインが病気であったりケガだったりしますが、その体のサインに気づかずにいると、命に関わるような大きな病気につながりかねません。
体は病気やケガを通して、僕達に何かを伝えようとしているのです。
その一つにはきっと、アナタが無理せずに自分らしく生きて欲しいというメッセージがあります。
潜在意識が引き寄せる、その人にとっての健康。
僕たちには、普段働いている「顕在意識」と、それよりも深い部分にある無意識と呼ばれる「潜在意識」があります。
その2つの意識を通して、僕たちは普段から様々な選択をしていますが、日々の選択はなんと無意識が9割働いているのです。
無意識による選択はとても強く根付いています。
例えば車が欲しい人がいたとします。
すると通勤のときに気にも留めなかった対向車の中に自分が求めている車が走っていないか確認します。
今までと同じ道を走っているのに。
または、ある女性が妊娠したとします。
するとその方はいつもの買い物中にベビーカーが目に付くことが増えたり、電車の中で妊婦さんが目についたりします。
今までと同じ日常でも視点が変わるのです。
これは潜在的に今後必要になるものをキャッチしていることで起きています。
不思議ですよね。
でも病気やケガも同じなのです。
病気やケガを通して、健康に向かう。
人それぞれ、自分が求めている方向が潜在的にあります。
その方向と逆に進んでしまった場合、そんな時は「病気やケガ」を通して体がアナタにブレーキをかけているのです。
そのブレーキの一つに小さいものなら風邪があったり、捻挫があったり。
もしそれでも治らないときは治癒するのが難しい重い病気になることもあります。
ただ、癌など命に関わる病気になった方が、自分らしく生きるきっかけとして羽ばたいている方も多いのです。
病気やケガで気づく。
だから普段から患者さんのお話を聞いていると、
「この人ケガをしてよかったんじゃないか。」と思うこともあります。
一人暮らしの方が、入院をきっかけにして家族といる時間が増えたり。
今まで仕事が大変で身を削っていた人が、思い切って退職を決意。
その後の生活を楽しんでいたり。
そういう姿をみると、自分でシナリオを書いて、書いた通りに過ごしているのだなと改めて実感しています。
つまりは、偶然はないんですよね。
自分の健康のために必要だったからこそ起きたのだと、そう思っています。
僕たちの意識の根底には、今回の肉体に宿る魂のベクトルが存在するため、潜在意識はそのサポートを行います。
そう考えると風邪をはじめ病気やケガも悪く思えなくなってきますよね。
今回はここまで。
こういうお話はまたどこかで触れたいと思います。
読んでいただいた方や、関わった方がご自分を大切にすることを願います。
以上、「風邪をはじめ病気やケガはある意味健康に必要だった。」その理由。
カナイダでした。
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