カナイダです。
僕は理学療法士として働きながらカタカタと記事を執筆する人間ですが、患者さんと接する中で最近感じること。
それは、「健康長寿の秘訣は自炊にある。」ということ。
高齢化社会になっている現代において寿命が長くなっている反面、健康とは言えない状態にある高齢者の方が増えているのも事実です。
介護が必要になり自分の状態に満足が得られていない方を多くみます。
逆にその一方で、90歳を超えても一人暮らしで、いきいきと生活されている方もいます。
一体その元気はどこから来るのか。
リハビリ中に「長生きの秘訣はなんですか?」そう聞いてみると
「長生きの秘訣? それは何食べるかでしょうね。」
「自分でつくったものを食べるほうが自分に合っているの。」
「無理しないこと。身体に優しくしています。」
などなど。
他には、調理器具は昔ながらのものを使い続けていたり、旬なものを食べるようにしていたり、現代風の雰囲気は揃って感じません。
どうして自炊が健康にいいのか。
「だって、何食べているかわかるじゃない。」
自炊する=食材に触れるということ。
完成した料理に何が入っているのか把握することができます。
外食の場合、どのような食材がどのように調理されたのかを知ることはできません。
また、スーパーに買い物に行くと、食べ物なのに食べ物ではない食材が置かれていることに驚きます。
酸化した油をはじめ添加物の塊となった食品。
食材だけではなく、アルミを中心にした害のある調理器具まで。
身体の毒になる要素が売られているのです。
どれだけ自然なものを食べているのか。
そして、日々変わる身体の状態を聞き、自分の身体に合ったものを選ぶことが大切です。
「自分に合った食を見つける。」
自分に合った食を見つける時に、その人の食事の特徴は必要な情報です。
生まれてから今までの時間に目を向けるのも大切ですが、さらにさかのぼれば、自分の祖先がどこで生きていたかで、その子孫にあたる僕達に合う食事は変わります。
例えば僕の先祖は長崎県のある島に代々住んでいました。
魚がたくさん捕れる地域だったので、魚をメインに食べていたそう。
逆にお肉はあまり食べていなかったようです。
もしかすると僕は魚が合うのかもしれませんね。
「自分に合ったものを食べるためには自炊は必須」
話は少し逸れましたけど、世の中にたくさんの食がある中で、自分にあった方法をみつけることが大切です。
「合ったものを食べる=合ったものを作る。」
自分が自分の専門家になる。
合わないものを食べればお腹を下したり、背中が張ったりと反応が出ます。
そのたびに身体には負担が生じます。
つまりは病気にかかりやすくなります。
逆もしかり。
より自然なものを実際につくり食べる。
そんな自然の流れに身を置く。
大切ですよね。
僕達が日々行う食事。
何を食べて何を食べないのか。
その選択が生み出す健康な身体からは、健康な心が養われ、より良く生きることにつながります。
以上、「老いても元気。健康長寿の秘訣は自炊にある。」その理由。
カナイダでした。
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