トリニティWEB年末年始大特集!「初詣のスピリチュアル」№2 本当の「初詣」 ― 新年の幸せを確実なものにする!

初詣の祈りと、新しい年の幸せを確実なものとすること

東京 高田馬場の「占いヒーリングカフェ×神社 神々の森神社」代表の北澤と申します。新年のイベントである「初詣」や新年の様々なものの価値を深堀りし、「初詣をスピリチュアル・セッションとして捉え直す」新しい試みを行っていきます。

1◆「初詣」の価値

年末年始というのは、「年の始まり」「季節の切れ目」であり、有史以前から、暦の感覚が生まれた時から、ずっと人間が大事にしてきたものです。こうした年末年始の中で、最も大きなイベントが「初詣」です。しかし、前回の特集で気になる終わり方をしたことで、「?」と思っている読者の方も多いのではないでしょうか。もう一度書きます。現在の初詣のイメージは「大晦日に除夜の鐘を鳴らし」「元旦や正月三が日に大きな神社仏閣へお参りする」というものです。しかし、前回の終わりに書いた通り、実はこの初詣のイメージは、非常に「新しい」ものです。実際、そういった初詣はここ150年足らずのものなのです

2◆本当の「初詣」

民俗学などの研究によれば、「除夜の鐘」は江戸時代の末期から始まったのではないか、という説が有力です。「大きな神社仏閣に昼にお参りして帰る」という、非常ににぎわいのある初詣の姿は、明治以降に始まり、戦後に定着したものだとのことです。とても意外な感じがしませんか? しかし、「伝統」だ、と私たちが思っていることで、意外にそうではないこと、というのは、実はけっこう多いのです。現代の「初詣」も、そういったものの典型ではないかと考えています。こういった「今は少し変わってしまった伝統」を、丁寧に掘り出し、感じていくことで、スピリチュアルな感覚を深めることができるのではないかと考えています。では、「本当の初詣の姿」とは、どんなものだったのでしょうか?明治より前、初詣とは「祈り続けること」でした。大晦日や、もっと前から神社にこもり、身を浄め、年始に至るまで神前に祈り続けるのです。これを年籠り(としごもり)」といいます。この伝統は、地域により多少の違いはあったようですが、日本中で見られたオーソドックスなものだったようです。また、少なくとも平安時代の文献には見られるため、千年以上の伝統を持つ(恐らく、もっともっと古くからある)初詣の形だったようです。

3◆初詣の祈りと、新しい年の幸せを確実なものとすること

こうした「本当の初詣」は、それぞれの地域の、鎮守の森の中の神社で行われました。年末年始は「年の始まり」であるとともに、近代以前の感覚では、「時の始まり」でもありました。宇宙の始まりがやってくる時です。この聖なる時は、自分自身のルーツを感じ、将来を見渡すことのできる、1年で最も浄められた時間でした。

神道の伝統的な考え方に、「祓え(はらえ)」という、浄化を重んじる考え方があります。私たちの身や心は、本来とても清らかなものであり、一時的な汚れを祓うことで、清らかさに帰ることができる、というものです。現代の「手帳ブーム」で時間を整理したり、「断捨離」ブームで身の回りを整理することは、まさに「祓え」=浄化の感覚ではないかと思います。初詣の祈りは、まさに「祓え」であり、心と心身を徹底的に振り返り、浄化し、新しい年の幸せを確実なものとするための素晴らしいセッションだったのだと思います。では、その内容はどんなものだったのでしょうか?

神々の森神社 では年末年始に「本当の初詣」イベントを行います。

説明ページ  http://kamigaminomori.com/306
神々の森神社ホームページ  http://kamigaminomori.com/