気学や奇門遁甲だけじゃない! 効果バツグンの方位術開運法はコレ!

あなたも、方位術で開運を目指してみませんか。

方位術という言葉を聞いたことがありますか。
これは、吉方位に出向いて行動する開運術を言います。

日本では、気学や奇門遁甲が有名です。
広義でとらえると、風水も方位術のひとつと言えます。

方位術の研究は古代中国で始まりました。
そして、現代までその方法が伝わっています。
しかも、いくつか種類が存在し、用途や目的に応じてそれらを使い分けたり、うまく併用したりしていました。

今回は、気学、奇門遁甲以外で、優れた方位術として古代から用いられた「金函玉鏡」について、概略ではありますが、お教えしましょう。

 

● 方位術の「本家」と言われる方位術「金函玉鏡」とは

中国の伝統方位術といえば奇門遁甲ですが、これは日本独自の概念といえるでしょう。
中国本土では、奇門遁甲は方位術としてではなく、占断(=占う日時で占術盤を作成し、未来の出来事を予測する占術法)で使われることがほとんどです。
方位術として主流になっているものはこの金函玉鏡なのです。

金函玉鏡とは、日の干支を用いた方位術です。
奇門遁甲では2時間ごとの干支を用いて方位を割り出すのが主流なので、別名「時家奇門」と呼ばれます。
それに対応する形で、金函玉鏡があるので、これは「日家奇門」と呼ばれています。

 

● 方位の吉凶を表す要素

金函玉鏡には、「八門」「九星」という要素があり、「八門」を、やり方に従って八つの方位(東・西・南・北・北東・北西・南東・南西)、「九星」を九つの方位(東・西・南・北・北東・北西・南東・南西・中央)に配置します。
そして、その日の方位の吉凶を見つけ出すのです。

「八門」とは「休門・生門・傷門・杜門・景門・死門・驚門・開門」の八つの門を言います。
方位の吉凶を決めるうえでメインになる要素です。
「休門・生門・景門・開門」は吉を表します。「休門・生門・開門」の3つは特に吉意が高いものです。
方位を使う場合、吉門が配置されている方位に出向いて開運するのが鉄則です。
残りの「傷門・杜門・死門・驚門」は凶を表します。これらのうち「死門」は大凶なので、絶対に避けるべき方位になります。
それ以外の、凶を表す門は原則として使えませんが、目的によっては吉を生み出すこともあります。

「九星」とは「太乙・攝提・軒轅・招揺・天符・青龍・咸池・太陰・天乙」の九つを言います。
気学にも九星がありますが、それとはまったく別のものです。
この「九星」にも吉凶があり、「太乙・青龍・太陰・天乙」が吉を表します。
そして、「攝提・軒轅・招揺・天符・咸池」が凶を表します。
この九星それぞれを中央も含めた九つの方位に配置し、方位の吉凶を決めます。

九星の吉凶の力は、「八門」ほどではありません。
したがって、「九星」の吉凶のみで使う方位を決めてはいけません。
吉凶判断のメインは「八門」になります。
たとえば、「八門」が「生門(吉)」で、「九星」の「軒轅(凶)」が入っている方位は、吉方位とみなして使うことができます。
しかし、「八門」が「杜門(凶)」で、「九星」の「青龍(吉)」が入っている方位は使うことができません。

「八門」と「九星」を配置した具体的な図を、下の【図①】に示してみました。
これで、吉凶方位を推測してみましょう。

東方向に、「生門(吉)」「青龍(吉)」と、八門の吉、九星の吉が入っているので、この方位が適切です。
北(「開門(吉)」・「招揺(凶)」)、北東(「休門(吉)」・「攝提(凶)」)、南西(「景門(吉)」・「天符(凶)」)の3方位には、吉を表す「八門」と凶を表す「九星」が入っています。
「八門」の吉凶がメインになるので、この3方位は、完全ではないものの、使える方位と見なされます。

 

● 吉方位に向かうときは出発時間も大事

吉方位が決まったら、その日のいつ出発してもOKかといえば、そうではありません。出発に適した時間(黄道)、適さない時間(黒道)が決まっており、それに基づいて出発時間を決めなくてはいけません。
適する時間に出発することで、吉意を十分に受け取ることができるのです。

以上、金函玉鏡について大まかに説明させていただきました。
方位術は開運法のひとつで、金運・恋愛運・仕事運・健康運など、様々な願望に対応できます。もちろん、願望実現のためには本人の努力が基盤となりますが、方位術を使えば、願望実現の確実性や即効性を高めることができます。

あなたも、方位術で開運を目指してみませんか。

 

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