モッくまくんのはれんちギリシャ神話分析   【牡羊座編】1

こんにちは! 西洋占星術家の木星です。

 

突然ですが、牡羊座の皆さん。
あなた方に残念なお知らせです。

君たちのエネルギーは……











精子だっ!!!!!!!




「ちょwwwww
1ッ個の生命体になる前の、
欲望いっぱいの、
あのちっちゃいツブツブですかww」

「に……人間になる前のヤツ(;O;)???」

「占星術家が、
そんな独断と偏見っっ許されるのかっっ!!!
撤回しろっ!!!」

「わたしがあの白いツブツブ、
いやーーーーーーっ!!!!!」

ご立腹な牡羊座の皆さま。
残念ながら撤回はできません。
だって、これ。
わたくし木星が言ってるんじゃないんだもーん。

牡羊座とか、天秤座とか、
12星座の背景にはギリシャ神話が在るのだけれど。
その神話の中に書いてあるんだなー。

ではではさっそく、
牡羊座神話へ、ダイブ♪
(ついてきてねっ! 一人で泳がせないでねっ!)

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【金色の羊】

ギリシアのさる小国に、
プリクソスとヘレーと言う名の王子と姫がおりました。

王の後妻のイーノーは、この兄妹を
うとましく思い、一計を案じます。
(一説には、我が子を王位につけるため、
とも言われています)

秋、女たちに小麦の種もみを
火で炒(い)っておかせ、
何も知らない男たちは種もみを畑にまくのです。
当然ながら、春になっても芽は出ません。
王は案じて、太陽神アポローンに神託を仰ぎますが……。

イーノーが手を回し
「王子と姫をゼウスに生贄として差し出せば、
凶作はやむだろう」
と偽(ニセ)の神託を受け取るのです。
これを知った兄妹の実の母、雲の精霊ネペレーは、
最高神ゼウスに「助けて欲しい」とこん願します。

そうして兄妹が生贄になる寸前、
金色の羊が天から舞い降り、
二人を乗せて小国を飛び立ちました。
ところが、王子と姫を乗せた金色の羊は、
途中、大海原で姫ヘレーを落としてしまいます。

無事コルキスに降り立った王子プリクソスは、
助けたもらった感謝の印に、
羊をゼウスの祭壇へと捧げたと言います。
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