私が代表を務めているジヴァ・ジャパンは、インドの「ジヴァ・アーユルヴェーダ」の日本代表です。
ジヴァの組織は、「ジヴァ・インスティテュート」というNGOがあり、その下にアーユルヴェーダクリニックを全国展開し、アーユルヴェーダ教育を行っている「ジヴァ・アーユルヴェーダ」、パブリックスクールを運営し、革新的教育システムを開発している「ジヴァ・エデュケーション」、ヴェーダ哲学を教育している「ジヴァ・カルチャー」があります。
ジヴァ・アーユルヴェーダのクリニックにはインド各地はもとより、世界各地からアーユルヴェーダのトリートメントを求める人が集まってきます。
インド国内約40ヶ所にクリニックをもち、健康相談コールセンターでは1日約6千件の健康相談電話を受けています。
対応しているのは160人にのぼるアーユルヴェーダ医師たちです。
ジヴァ・パブリックスクールには1,700人の児童・生徒が通っています。
ジヴァの本部から車で3時間くらいのところにあるジヴァ・カルチャーでは、インドの古代文献を現代語に翻訳したり、インドの伝統的な哲学、科学、知識をインド国内や海外から学びに来た人々に教えています。
三人の兄弟が始めたジヴァは最初から盛隆にのっていたわけではありません。
ジヴァ・カルチャーを率いるドクター・サトヤナラヤナ・ダスは、インド工科大学を卒業してアメリカで働くエンジニアでした。
優秀さと収入において一家の星でした。
ところが彼は仕事を辞めてインド哲学を学びたいと言いだしたのです。
一家の星は、一家を支える立場から支えられる立場に転じました。
一家は思わぬ事態に驚いたのですが、彼の熱き思いを実現するために一家をあげて協力しようと決めたのです。
さらに三兄弟は、インドの将来を担う活動に全身全霊を傾けることを誓いました。
まずインドの子供たちにインドの文化や知性を誇りに思う教育を授けたいという強い思いで学校をつくりました。
最初の生徒数は10人足らずでしたが、インド文化を大切にすると同時にコンピューター教育や社会教育を重視するジヴァ・パブリックスクールは地元の人々の支持を得ることにより、生徒数は毎年伸びていきました。
ジヴァ・アーユルヴェーダを率いているドクター・パルタップは、アーユルヴェーダを通して世界中の人々を健康かつ幸せにしたいという強い意志をもっていました。
アーユルヴェーダの普及に自分の生涯を捧げることを決めていました。
周囲の人々は三兄弟の夢を「そんなこと、できるわけないだろう」と言って嘲笑いました。
兄弟たちは人々の批判には耳を貸さず、自分の信じる道をまっすぐ歩み続けたのです。
休みもとらず、教育、アーユルヴェーダ、インド文化の復興にすべての時間とエネルギーを注ぎました。
大きな夢をもつ三兄弟は、ときには信頼している人から裏切られ、ときには失敗しながら、しかし着実に夢の実現に向かって進み続けました。
いまジヴァは破竹の勢いで拡大しています。
ドクター・パルタップはインドで最も著名なアーユルヴェーダ医師の一人になりました。
ドクター・パルタップはよく言います。
“世界の人々を助け、幸せにしたいという信念をもち、目標に向かってまっすぐに歩んでいけば、必ず目標にたどりつける”と。
どんな目標であれ簡単なものはありません。
かならず障害が待ち受けています。
障害に直面したとき、私たちは目標を修正してしまいます。
この山は高すぎるから、あっちの低い山に登ろうと。
目標はどんどん低くなり、ついには目標自体がなくなってしまいます。
しかし、私利私欲に基づかない目標は、恐れることなく高い地点に設定すればよいのです。
そして必ず障害に直面します。しかし障害を恐れる必要はありません。
障害をどうやって乗り越えられるかを楽しめばよいのです。
意志さえあれば、かならず夢は実現します。
意志と努力と実行があれば、結果は神様がもたらしてくれます。そのときに大切なのは、同じ信念をもつ人たちと集うことです。
障害に心がくじけそうになったとき、同じ信念をもつ人たちから勇気と元気をもらいましょう。
純粋な同じ信念をもつ人たちが集うことをサットサンガといいます。
ドクター・パルタップは私に何度も何度もそう教えてくれたのでした。
あなたが夢をもっているのなら必ず実現します。
そんなあなたをジヴァ・ジャパンは応援します。
ジヴァ・ジャパン:
http://www.jivajapan.jp