仕事に対するプライドとプロ意識。お客様はどちらのエネルギーを好む?

プロ意識は、千年も生きる大木のようにどっしりした、強い信念から生まれています。
人知れず経験してきた苦労を糧に作り上げた自信が、自分を信じる強い意志になり。
強い意志の反対側には、人を想う気持ちも存在しています。
そのエネルギーが人の魂と呼応し、お客様も自分も納得のいく仕事として、世に送り出せているのですね。

 

お金も回って豊かになる、本来の仕事のしくみ

中には自分のプライドをプロ意識と勘違いしながら仕事をしている人もいます。
そんな人には、イマイチ信用できない感がどうしても拭い去れないものです。

試しに、あなたが精通している仕事の知識を話題に、先輩や上司に聞きまくってみてください。(人間関係に支障のない程度にお願いしますね)もしもその人が、知ったかぶりをして間違った答えを言ってきたら、プロ意識でなく、取るに足らないプライドを持っています。

「それはわからないなぁ。もし君が知っていたら教えてくれないか。」
もしもこんな風に聞かれたら、その人はプロ意識を持っています。
先輩・後輩関係なく、上司・部下の垣根なく、知らないことを素直に教えてくれという人には、仕事を超えて信頼感を覚えますよね。

『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』

プロ意識を持つ人は聞いて新たな知識を自らのものにし、一層周囲の信頼を得、自信を高めていく。
それが高い技術とお客様の信頼にも繋がり、お金も回って豊かになる本来の仕事のしくみです。

ちなみに自己犠牲の精神は、相手の我欲を誘い、信頼や成長を止めます。
例えば、大好きな男性に尽くして尽くして尽くしすぎる女性は、相手の男性を甘やかしている状態です。
甘やかされた男性はその女性を思いやることなく、どんどん自分勝手になっていって……。
結局辿り着く場所は、浮気や破局という不幸せ。

自己犠牲は、自分をわかってもらいたいだけの一方的なエネルギーです。
自分を認めてもらいたいプライドのエネルギーと同じですから、そのままでは幸せは掴めません。幸せになりたい、成功したいと思うのなら、まず自分を信じ大切にすることから始め、その感覚を相手(お客様)にも持たなければならないのです。

 

お客様を想うプロ意識が求められる

私たち人間は、相手が自分のために一生懸命になってくれると、自然に相手を信頼していきます。
お客様のために最高のものを提供しようと日々努力しているプロ意識の高い人にこそ、仕事をお願いしたくなるものです。

クリエイターであれば、満足いくこだわりと仕上がりが詰まった創作物。
エステティシャンであれば、お客様を満足させる美の高い技術と癒しの空間。
セミナー講師であれば、豊富なスキルと人間力により作り上げる一人一人の人生。

等々。

他にも様々なものがありますが、どれも『人』が生み出すものばかり。
仕事は人と人との需要と供給が合致して、初めて成り立ちます。
しかし、仕事を提供する人が自分を認めてほしいプライド人間だと、どれだけ良いものを生み出しても、いずれ求められなくなります。
お客様のことを想うプロ意識。

生み出される仕事に注入されたプロのエネルギーこそ、人の中に息づく魂が求めるもの。
プロ意識を持った人の仕事は、たとえ時間がかかったとしても、お客様が求めてやまないものに成長するのです。

今、魂の仕事をしているのに、なかなか芽が出ない人も。
今、魂の仕事を始めたばかりの人も。
自分のプライドのためでなく、常にお客様のことを想って、諦めずに続けてください。
「やってきて良かった!」
心から思える日が、あなたの元に必ずやってきますから……!

 

公式HP:
http://kokorotwin-nagomi.com/

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