いきなりですが、「オカネ、スキデスカ?」
「OH! シャチョーサン、オカネ、クダサーイ!」
(外国人のカタコトでお読みください)
私たちツインは、好きですよ。ええ、大好きです!
ただし、周りを踏み倒して自分だけを裕福にするための、見栄や我欲のエネルギーが込もったお金ではありません。
あたたかな想いと、一生懸命に努力するプラスのエネルギーが込もったお金が、大好きです。
プラスの想いのエネルギーが込もったお金は、皆で分かち合える喜びを連れてくるからです。
現代のお金のエネルギーは、黒いエゴでいっぱい!
お金というものは、銅やアルミ、紙からできています。とてもじゃないですが、食べられません。紙のお金だったら、♪黒ヤギさんたら読まずに食べた~の歌のように、お腹が空いているヤギさんたちの食料にはなりますが(笑)。
そんなお金ですが、お金の概念がないナントカ族を除き、この地球の人たちはみんなお金が大好きです。大好きなのは、お金がたくさんあれば好きなものと交換して、こんな風にいくらでも使えるからです。
◯欲しいブランドや宝石、高級車が買える。
◯高級レストランで世界各国の料理が食べられる。
◯一等地の豪邸でセレブな生活が送れる。
◯いつでもファーストクラスで旅行に行ける。
◯スイートルームに何泊も宿泊できる。
ひいては
●ギャンブルやお酒につぎ込める。
●不動産や株に投資し儲けては、愛人に横流しする。
●経費を闇で使い放題できる。
●政治を思い通りに操れる。
●戦争し放題で各国を支配できる。
……ああ、怖っ‼︎(゚д゚lll)
お金の中には、本来、何もエネルギーは入っていません。ただアルミや紙の素材がそこにあるだけで、見事に空っぽです。このお金をいろいろなものと交換していくうちに、それに応じたエネルギーが入っていきます。
思いやりを込めれば、思いやりのエネルギーが。
黒いエゴを込めれば、黒いエゴのエネルギーが。
いとも簡単に入っていきます。
残念ながら、現代にはびこるお金のエネルギーは、後者の方が断然多い。黒いエゴは歯止めがききにくいため、次から次へと欲しいままにお金を出して手に入れていきます。もっと、もっと、もっと! と、どれだけ食べてもお腹が満たされない餓鬼のように。故にお金をたくさん持ちすぎると、堕落もしくは破滅するのです。
あの世に持っていけるのは、お金ではなく『徳』
【地獄の沙汰も金次第】
コレ、聞いたことありますよね。
辞書で調べると、『地獄の裁判も金の力で有利になる。この世はすべて、金の力で左右されるというたとえ。』と、書かれています。簡単に言うと、エンマ様は賄賂次第でどうにでもなる、ということです。
実はこの意味、大変な大間違い! このお話を読むと本当の意味がわかりますよ。
《TRINITY日本昔話~地獄の沙汰も金次第~》
むかーしむかし、ある山の麓に、多くの使用人を使う大変裕福な長者様が住んでおりました。長者様は年をとっていましたので、お正月に餅を喉につまらせ、突然亡くなってしまいました。長者様の遺族は大変悲しみ、豪華なお葬式をお願いしますと、ある山寺に依頼をしに行きました。
依頼を受けた和尚さんは、さっそくお葬式の準備にとりかかりました。豪華なお葬式の準備は、時間がかかるものです。そうこうしていると、和尚さんの目の前に見えてきたものがありました。それは、その長者様が地獄に墜ちていく光景でした。
このままでは長者様の霊は地獄に墜ちてしまう。ヤバイほどの危機を感じた和尚さんは、すぐに小僧を長者様の屋敷に走らせ、こう知らせました。
「長者様の全財産を村人に分けなさい。そうしないと、長者さんの霊は地獄界に墜ちてしまいますよ。」
長者様の遺族は、地獄に墜ちるのでは大変だ! と、遺族に分配する財産相続会議を止め、すぐに全財産を村人達に分けました。村人達は涙を流して大変喜び、亡くなった長者様に心から手を合わせ、天国への成仏を願いました。
よって、長者様の地獄行きの沙汰は変更になり、無事天国へと旅立って行きましたとさ。
めでたし、めでたし。
【地獄の沙汰も金次第】
この本当の意味は、お金をたくさん持っている人に余りある財を捨てなさい、という『徳積み』のことです。死んではあの世にこの世の財は持っていけないよ、だから分け与えなさい、と説いているのです。
あの世に持って行く財は、この世で多くの人のために尽くした功績『徳』です。自分のこと以上に人や社会のために汗を流す。神様はいつもたくさんの『徳』を積み、魂のレベルを上げて生まれ変わるよう、私たち人間の心の内側から働きかけていらっしゃるのですよ。
あなた自身がエンマ様。天国生きたきゃ魂をピカピカに磨こう
どうせお金を使うなら、どうせお金を儲けるなら、人も自分も喜ぶような回し方をしようじゃありませんか。本来のお金は、魂を磨くことで得られる『徳』に相当するものだと、筆者は思います。魂をピカピカに磨いて『徳』がいっぱいになれば、天国に行けるのですから。
だったら!こういうべきですね。
⇒【地獄の沙汰も魂(たま)次第】
良きことも悪きこともすべて記録してある、エンマ様のエンマ帳。実は、エンマ帳……神様の分魂(わけみたま)であるあなたの魂が持っていて、死んだら神様に提出するんです。つまり、あなた自身がエンマ様、ということです。
本当は心の奥底で、なんとなくでもわかっているんじゃないですか?
お金に目がくらむと、地獄に落ちちゃうって。
「ホッホッホ。越後屋、そちも悪よのお。」
「いえいえ、お代官様こそ。」
「ホーッホッホッホッ!」
このやりとりは、時代劇の中だけにしておきましょうね♪
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