〜LOVE COACH字陀羅〜 イタリア版スピリチュアルライフ vol.3

―イタリア男子は、草食化しているのか?―

イタリア男子は、草食化しているのか?―

イタリアに住む大きなきっかけになった夫の Rsal Mauro Sangion にインタビューしてみました。というのも彼は私と同業のコーチ。日本に比べて「個」が明確なイタリアらしく、コンフリクトコーチが専門。 彼曰く、けんかの時でも大切なのはハートを使うことだそうです。普段、彼とは夫婦喧嘩になることも多々あります。(笑) そこであらためて日本人として実感するのは、無意識で「個」を抑え込んでしまうかということ。その一方で彼が「和」を尊ぶ日本の気質に関心することもある様で、二人が仕事モードに切り替わると異文化がどうやって共存していくかなんてことを熱く語り合うこともあります。

今回は、このインタビューのために二人共、敢えて仕事着に着替え、自宅のある田舎の小さな町から飛び出し少しだけ大きな隣町ウディネまで足を伸ばしてみました。若い頃に彼が行きつけだったと言うBarに入ると、若いカップルがいちゃいちゃ。日本でも完全個室の居酒屋さんではよく見かける光景かもしれませんがオープンスペースのBarでどのカップルも女の子がより積極的なこと。私たちもそのムードにつられてエスプレッソではなく甘〜いホットチョコレート(chocolata con panna)を思わず注文しました。

 UDARA

さて、みなさんがイタリア人男子といってステレオタイプに思いつくのはもしかしたら、「女好きの遊び人」というイメージではないでしょうか。そこで、最初の彼への質問は……

イタリア人男性は「女好きの遊び人」
というステレオタイプは本当なのか?

恐らく僕の世代 (日本で言うアラフォー世代です)までは確かに多くの男性が女性に声をかけることに ほとんどのエネルギーを使っていたと思うよ。あらゆる創造性を駆使して花を贈ったり、ジョークをいったり、時には、嘘をついたりしてでも、なんとか女性に近づこうとする。時には、セックスにいたることもあるけど、それが全てでもないし、決して女性を傷つけることはしないしね。女性もいっしょに楽しんでいないと成立しないしね。

ピクチャ 3

ただ、最近で僕の知る限りではこの傾向は減少しつつあると思う。性欲が減少していると言うよりは、セックスに対するルールが変わったのかもしれない。セックスが自然から切り離されて、市場の消費の一部になってきているよね。それには、技術革命、SNSの出現、食文化の変化など様々な要素が重なってるんだろうけど、イタリアでも若い世代の男女は僕らの頃より少しクールに関係性が成立しているみたいだね。

日本では絶食男子が出現し始めているとか。イタリアではクール男子?! になりつつあるのかもしれません。「性」が大消費社会の市場における商品の一部になってしまっているのだとしたら、興味を失ったり、クールになっていくのも無理がないのかもしれません。次回は、男女間のケンカの極意?! にせまります。お楽しみに。

UDARA&RASALカップルカウンセリングセッションもあります。
(通常料金のまま 時間60分→100分(通訳時間込があるため)
詳細やお問い合わせは、http://inner-reflect.com/menu.html