「魂は永遠……」
「輪廻転生」
精神世界に少しでも興味があるなら、聞いたことがある言葉かなと思います。
私も最初、魂の生まれ変わりについて知ったとき、なんだか自分が救われた気分になりました。自分の人生が辛かったからです。
自分の中で、あと数十年したら死んでしまう自分の命に対しての価値をどうしても感じることができなかったのですが、生まれ変わりを通して、良いことや悪いことを経験していきながら、成長するための場がこの世界だということを知識として知ったとき、じゃぁもう少し生きてみようかなと思ったのです。
そこから魂というのが本当の自分で、その魂が肉体を持って生まれる日を決めてきている、つまりホロスコープを決めているのは自分なのだ、と結論がでました。
もちろんそれが真実かはわかりませんでした。
だってこの人生では死んだことがないのですから(笑)
でもそう考えると、自分自身はもとより、幼くして亡くなる命の意味もなんとなく納得でき、心の深いところが温かくなる感覚がありました。
ホロスコープは自分のチャレンジすることや、得意なことを星たちに託して、私たちがこの世に産まれてきた目的を成し遂げるためのヒントなのだと、魂の自分が夢を叶え、成長をするための宝の地図なのだと、私は理解しました。
それは半分本当のことでした。
そう半分なのです。
もちろん、ホロスコープは魂の純粋な意図です。
それをスタート地点でホロスコープを紐解くと、クライアントさんがとびっきりの笑顔になったり、癒しされて穏やかになったりし、深い喜びを共有するツールになっていきました。
だからその魂の欲求に従うことで私たちの人生は満足な方向へと動き出します。
でもこの世界はもっと広大なスペクタルが働いていて、私たちは完全に完璧に調和しているのです。
魂も宇宙も神も現象世界の一つの形にすぎません。
真実はそのすべてが同じ源から生まれ出ているということです。
しかもホロスコープもこの原稿を打っているPCもコップも本も携帯も、あらゆるものの源は同じです。
もちろん、私もあなたもあの人も、です。
なぜそんなことが言えるのかというと
いまから約3年前、非二元と呼ばれる意識を体験したからです。
いわゆる悟り体験、覚醒体験と呼ばれるものでした。
私は魂の自分を成長させようと10年ほど頑張ってきました。
たくさんの本を読んだりセラピーを受けたりしました。
また、カウンセリングを学びにイギリスまでいきました。
タロットも占星術もそのために学びました。
幸せになることが魂の向上とイコールだと思っていたからです。
でも実は「魂=自分」ということは私を楽にはしてくれませんでした。
探求すればするほど、なぜか苦しみが増していくのを感じていました。
今から思えば、私は本当の唯一の真実、自分という存在の真実を知りたかったのです。
でもその当時は、こんなに苦しい理由は一体どうしてなのかがわかりませんでした。
自分のほしいものが分からなかったのです。
永遠に続くような苦しみ……。
終わりが来る日があるのだろうか?と思っていましたが、それは突然やってきました。
次回は、本当にほしいものに正直になったとき、世界はその願いに応えてくれた体験についてお話しさせて頂きたいと思います。
前回の記事はコチラ:
やりたいことはハートに聴いてみよう~ホロスコープは純粋なあなたの意図が反映されている~