今日からヒーリングピアノ作曲のお話しです。
コード進行を学べば、作曲はどなたでも楽しめる気軽な技術です。
この機会に作曲に触れて、あなたも周りの人や、自分自身を癒せる
ヒーリングピアニストになってみませんか?
この講座は「このコード進行を使うと、こういう曲に仕上がりますよ」
という、どなたでも楽しめる、コード進行から作る「ピアノ曲」の解説です。
コードの知識がない方には、少しむずかしいかもしれませんが、
コードの基礎については、あらためて解説しますので、今回は
「なるほど、ピアノでこいういう表現が出来るのか」と
気軽に読んでいただければと思います。
作曲経験者も、そうでない方も一緒に楽しんでくださいね。
「コードディグリーについて」
作曲のお話しは、コードディグリーと呼ばれる、コードを
I II III IV V VI VII と、度数で
あらわしたもので解説します。
コードディグリーは、コードのアルファベットに関係なく、
そのキーの何番目のコードが曲にどんな効果、雰囲気を与えるかといったことを説明する
時に便利な表記です。
例えばキーが C メジャーのときのダイアトニックコード(Cの長音階 ドレミファソラシだけで構成されたコード)は
C、Dm、Em、F、G、Am、Bm(-5)、ですが
これに C を始まりとしてローマ数字で順に番号をふって
I、II m、III m、IV、V、VI m、VII m(-5)と表したものがコードディグリーです。
大変便利な表記なので、ぜひ慣れてくださいね。
「やすらぎ」のコード進行定番はコレ
I → IV
(キーがCの場合、C → F)
ヒーリングミュージックにおいて、とても大切なコード進行です。
応用範囲も広く、これだけでいろいろな曲が制作できます。
有名な曲で例を挙げると、ジョン・レノンの「イマジン」のAメロや、エリック・サティ の「ジムノペティ1番」に使われています。
どちらの曲もこの進行が、ゆったりと落ち着いた雰囲気を醸し、
さらに繰り返しループさせることで、独特の世界をつくり出しています。
(ジムノペティはIV→Iと順序が逆ですが)
いかがですか? どちらの曲も、ピアノで旋律を弾くと
それだけで、ヒーリングミュージックのひとつの世界観ができますよね。
この進行を弾きながら、自由にアドリブでメロディーを作ってください。
アドリブがむずかしい方は、コードをばらして、アルペジオで
弾いてみましょう。それだけで、きっと素敵な曲が生まれますよ。
ちょっとおしゃれに
トライアド(3和音のコード)では物足りないという方は、
ぜひそれぞれのコードをメジャーセブンで弾いてみてください。
曲の印象がグッとオシャレに変身します。
I M7 → IV M7
(キーがCの場合、C M7 → F M7)
「作品例」〜実際に作るとこんなかんじ。
こちらはヒーリングピアノ JAPAN のオリジナル作品です。
この「 I → IV 」のだけで作られてます。
4分半の曲がたった2つのコードだけなんです!
少しびっくりですよね?
ヒーリングピアノの作曲に複雑なコード進行は必要ありません。
弾く方のセンスひとつです。
そういう意味でも、ヒーリングピアノは親しみやすい音楽なんです。
いかがでしたか? ヒーリングピアノ作曲術。
新時代のピアノの楽しみ方は自由です。
この記事をご覧のみさなさまが、
いろんなスタイルでピアノを楽しんでいただけたら幸いです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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