令和2年10月メッセージ — 疾病と戦争で人心が荒む試練の時に、八百万の神々は真実の愛の絆を結ぶ

10月

コロナ禍による経済不安が世間を覆う中で — 九紫火星10月は他者と争うことを控え、胸中に湧き上がる希望を確かにする時

10月を迎えました。
急に気温も下がり、季節の移り変わりを肌で感じるようになりました。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

寒露を迎える10月8日、月運が一白水星から九紫火星に移ります。
九紫は陽気さと共に、“物事をはっきりさせる”という意味があります。また高貴さを表すので、他者への思いやりに欠けるという点もあります。
象意としては“破壊、分裂、対立、戦争、解雇、憎悪、離婚”といった特徴があります。
また“再会、二度目”といった、“復活”の面も強調されます。

“火”の星ですので、今月は小競り合い、口論からくる喧嘩、暴行や傷害などに要注意です。また“解雇”の象意があるように、今月は契約を更新されず派遣切りに遭った方が、世間に放り出される月でもあります。今コロナ禍の影響で、経済は著しく停滞しています。コロナ倒産は累計で500件を超え、生活の困窮が理由とされる自殺件数も上昇しています。ここ1ヶ月ほど、芦名星さんや竹内結子さんなど、著名な女優の自殺報道が立て続けにありました。自殺は、魂レベルでは大変な犯罪です(当コラムのバックナンバー『なぜ、自殺をしてはいけないのかという根源的な命題について』参照)。コロナ禍という不測の事態に動揺し、誰もが未来への不安で憂鬱な生活を送っていますが、魂の修行を放棄して、勝手に彼岸へと帰ることは許されません。どのような状況にあってもこの此岸で生き抜き、豊かな心を忘れない10月としたいものです。

10月の月運の干支は“丙戌”。
晩秋の空に浮かぶ太陽のイメージです。
先月同様、コロナとそれに伴う経済苦という未曽有の逆風が社会を覆いますが、『Go To トラベル』シリーズをはじめ、菅新内閣の下で官民一体となった需要喚起策を模索する動きが本格化するなど、お互いがお互いを照らす太陽のように、年末に向け、前向きで楽天的な雰囲気も出てくるでしょう。

 

ルノルマン&タロットによる個人面/社会面の月間リーディング — “手紙”“月”、そして“恋人”“吊るされた男”のカードが暗示する2020年10月の暗示は

2020年10月の月間リーディングを、個人の生活面はルノルマンカード3枚引きで、社会情勢はタロットカードを使用し、スリーカードスプレッドで占いました。
ルノルマンカードで出たのは『手紙』『ユリ』『月』のカード。
手紙のカードはそのまま“便り、メール、郵便物”を、
ユリのカードの象意は、“セクシャリティ、プラトニック、恥じらい”を、
そして月のカードは、“予感、直感、ロマンス”を表します。

10月

今月の個人面は、過去と未来が入れ替わる交差点で、純粋に愛した(或いは、これから恋愛をする)相手からの連絡や、その後に交際がスタートするという暗示が出ています。
“手紙”の右隣に“ユリ”という、ピュアさを表すカードが来ていますので、人間関係面に於いては、過去に交際をした経験がない相手とのご縁繋ぎが生まれるかもしれません。先月も出た“ユリ”のカードは“時間の経過が与えてくれた豊かさ”の意味があります。最初の段落でも触れた、今月の九星の月運である九紫火星には“再会、二度目”の象意もあるので、過去に出逢っていた異性と再会し、これから恋愛や結婚に向けた歩みを始めてゆく方も多くなりそうです。また、今月は、全国から神様が出雲大社に集まり、縁結びの会議をする『神無月』でもあります(出雲では逆に“神在月”と呼びます)。神々が会議の結果、男女の縁を結ぶとされている月です。真実の恋愛を心待ちにしていた方は、期待して良いでしょう。