令和2年6月メッセージ — 混迷と不安の“食”の季節に、私たちは雨空の向こうに希望の月光を見出す

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第一波の収束を見たコロナウイルス禍がもたらしたもの — 四緑木星6月は、どれだけ高い人格を保てたかで住む世界が分かれる“分離”の月

6月を迎えました。
日本中を混乱に陥れた武漢発コロナウイルス禍も、緊急事態宣言が解除され、一応の収束を見ました。

シャッターがしまっていた繁華街もゆっくりと光が灯り始め、電車に乗る人の姿も増えるなど、街はコロナ以前の平静を取り戻したかのように見えます。一方、このコロナ禍による在宅のストレス、収入源を失う恐怖などで、多くの人々が寛容さを忘れ、家族へのDVをはじめ他者への攻撃性を強めてしまっています。“自粛警察”と呼ばれる、一般人による飲食店への嫌がらせも、大きな社会問題となりました。

先月は、恋愛バラエティ番組に出演していた女性プロレスラーが、ネット上の誹謗中傷に苦しんだ末、自ら命を絶つという痛ましい事件が起きました。匿名で中傷を行っていた者たちは、自殺報道後に次々とアカウントを削除して逃亡しましたが、このような禽獣にも劣る行為は、必ず本人に“業”(カルマ)となって返ってきます。悪事は、必ず露見するものです。他人の人生を潰そうとした者は、自分の人生が潰されるのです。今コロナパンデミックに伴う1か月少しの混迷は、これからの世界の二極化、つまり“苦しい状況であっても品格高く、高潔な生き方をできた人”と、“ストレス任せに他者への批判を繰り返し、社会を恨んでいる波動の低い者”を、ふるい分けした期間であったと言えるでしょう。その先が、天国と地獄、どちらに通ずるかは、言わずもがなです。

芒種を迎える6月5日、月運が五黄土星から四緑木星に移ります。
四緑木星は、“風”を表す星です。
往来、遠方、交通、取引、盛況といった象意があります。
人に例えれば、旅人、迷い人、商人といった、距離感を持って“動き”を表すもの、
また信用、縁、調うといったキーワードが浮かび上がります。

6月は、緊急事態宣言解除後の日本に関して言えば、この1ヶ月の経済の停滞を急いで取り戻すかのように、間髪を入れず活発な商取引が展開されそうです。四緑木星の“遠方”“往来”の暗示がある通り、これまでの在宅による鬱屈から、旅行などによる地方間の人間の往来が増えそうですが、緊張感の緩みによる、コロナウイルスの第二波の発生には注意したいところです。

 

ルノルマン&タロットによる個人面/社会面の月間リーディング — “錨”“コウノトリ”、そして“塔”のカードが暗示する動乱期・2020年6月の暗示は

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2020年6月の月間リーディングを、個人の恋愛面はルノルマンカード3枚引きで、社会情勢はタロットカードで、スリーカードスプレッドで占いました。

ルノルマンカードで出たのは『錨』『コウノトリ』『花束』のカード。
錨のカードの象意は、“安心、信頼、現実”。
コウノトリのカードは、“変化、移動、妊娠、新しい家族”を、
そして花束のカードは、“喜び、贈り物、祝福”を表します。

今月の個人面は、今後、あなたの力になってくれる、魂の家族ともいうべき仲間や家族との縁が強くなり、その人間関係は、あなたに安定と安心をもたらすという暗示が出ています。
“コウノトリ”の左隣に“錨”のカードが来ていますので、既にご結婚されているご夫婦には、待望の妊娠があるかもしれません。また、九星について触れた最初のパラグラフでも述べましたが、四緑木星の今月は“縁”“調う”の象意もある通り、結婚に直結する異性との出逢いや、交際のスタートの後押しの暗示もあります。その関係性は、継続安定収入や社会的に地位のある手堅いお相手など、今後の生活に安定感を予期させる、安心できるものとなるでしょう。花束のカードは、これまでの道程で、一生懸命に頑張ってきたあなたへの、幸福の配当が来る暗示と言えます。