令和2年4月メッセージ — 不安と混乱の極みの中、私たちは輝かしい未来への予感に微笑する

未来

各国首脳のコロナウイルス対策へのメッセージに注目 — 六白金星4月は、社会が混乱を極める中で希望を捨てず準備をする時

4月に入り、新年度を迎えました。

武漢発コロナウイルスの感染者が、日本国内で日々増えています。東京オリンピックは正式に一年間の延期が決定し、各種イベントは続々と中止に。首都・東京はロックダウンの可能性が高まり、経済にも、大きな悪影響が出てきています(注:令和2年3月26日執筆時点)。学校では卒業式が中止となり、残念な思いをされたご家庭もいらっしゃったのではないでしょうか。
一刻も早く、この混乱が収束するよう、願ってやみません。

清明を迎える4月4日、月運が七赤金星から六白金星に移ります。
六白金星は、“天”を表す星です。
天は尊い、高貴のイメージですから、父性、権力闘争、支配といった面が強調されます。
また“完成”“施し”といったキーワードも挙げられます。

4月は、世界的なコロナウイルス対策への方針を巡って、各国の大統領や首相のリーダーシップが注目を集め、終息を期して強いメッセージが発信されそうです。発生源の中国に関しては、反省が感じられない強気な姿勢が、批判を集めそうです。日本に関して言えば、オリンピックの延期や一連の“桜を見る会”の問題(或いは別の危急存亡の問題)が、総理大臣の交代に繋がる自民党内の権力闘争に繋がってゆく気配です。“施し”という象意の通り、国民一人ひとりに現金やポイントを政府が配布する給付金政策も、実現に向け急ピッチで環境が整備されるでしょう。また、“天”を表す月の端的な事例として、皇室行事では秋篠宮様の“立皇嗣の礼”が予定されています。昨年の天皇陛下の即位以来続いてきた皇室行事も、これで一通り“完成”を見ます。社会は非常に混乱を極め、緊張感の続く一ヶ月となりますが、不測の事態がいつ起きても動じないように、個人でできる準備をしておきたいものです。

 

ルノルマンカードによる月間リーディング — “ハート”“クロス”“花束”の3枚が暗示する運命の転変期・2020年4月の暗示は

未来

2020年4月の月間リーディングを、ルノルマンカード3枚引きで占いました。
出たのは『ハート』『クロス』『花束』のカード。
ハートのカードの象意は、“愛情、恋愛、ときめき”。
クロスのカードは、“運命的、使命、重責、天命”を、
そして花束のカードは、“祝福、喜び、感謝、贈り物”を表します。

今月は、素敵な出逢いに恵まれ、その人との恋愛は、喜ばしいものとなるという暗示が出ています。
“ハート”の隣に“十字架”のカードが来ていますので、今月知り合う異性は、この世に生まれ出る前に出逢う事を決めてきた、大変縁の深い相手と言えるでしょう。
先月に引き続き、入学や入社に伴う上京による引っ越しなど、大きな生活基盤の変化がある月なので、入学した大学のサークルの新歓コンパや、就職、転職して入社した会社の先輩や上司に、運命のお相手がいるかもしれません。“花束”のカードがありますので、その方とのおつき合いは、大変喜ばしい、心の通い合ったものとなるでしょう。

西洋占星術の観点で言えば、先月20日の春分=宇宙元旦を経て、3月22日に土星が水瓶座に入りました。個性を尊重し、新しい世界に自分を解放してゆく流れ(具体的に言えば、精神をすり減らさない形式でのノマドやフリーランスのような働き方の浸透、同じ趣味を持った仲間とのビジネスのlaunchなど)が強まってきます。今月初めには、木星と冥王星が山羊座でコンジャクション。これまで温めてきたアイディア、蓄えてきた実力が、望外の脚光を浴びるかもしれません。4月26日までは、全惑星が順行中。前述の流れが、大した障害もなくトントン拍子に進むような、喜ばしい環境が一気に整えられる気配。8日11時35分には、天秤座で満月(スーパームーン)。春分を境に、幸福な道を歩める人と、不幸なままで人生を終える人の境界線が分かれましたが、これから一緒に人生を歩いてゆく魂の仲間と、ここで完全に波動を違えてお別れする人との明確な選別の時となりそう。15日7時56分の山羊座での下弦の月を経て、23日の11時26分に牡牛座で迎える新月の頃には、水瓶座土星入りと連動して、自分の趣味、キャラクターを活かした活動がビジネス化する見通しが立つなど、これから始まる人生にふさわしい、新しい経済的基盤への展望が見えてきそうです。

 

55年前の亀井勝一郎の遺言に触れて — 心の底から微笑むことができる新しい季節の一ヶ月に

未来

私は、この1月に引っ越しをしましたが、多忙のためまだ部屋が片付いておらず、暇をみては段ボールの整理をしています。前の部屋を出るにあたって、本当に大切にしたい蔵書のみを手許に残してきたつもりでしたが、それでも結構な分量で、整理には時間がかかっています。その中でも、学生時代によく読んだ、文藝評論家・亀井勝一郎(1907~66)の『愛の無常について』を最近、手に取ってよく読み返しています。きょうは、その最初のぺ―ジに記されている箴言をご紹介しましょう。

“幸福は微笑のようなものだ

微笑は微笑しようと思っても 出来ることではない

泉のように 自然と静かに湧いてくるものである”

亀井はこの本を著した翌年、59歳の若さで急死します。

10代の頃に読んで、筆者の真意を測りかねた自分ですが、四十の坂を過ぎた今、55年前に亀井が命を削って振り絞った言霊が、漸く体内で昇華できるようになりました。

この4月は、先月に引き続き、社会にも、個人にも、大きな動乱、急激な変革期が訪れる気配です。

そのような中でも、読者の皆様にとっては、輝かしい未来への予感で、心から微笑できるような時間となるよう、祈念しております。

 

(了)

 

姓名学者・八田運命総合鑑定所主宰/八田靖彦

 

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