女性蔑視 ホントのところ〜スピリチュアル的側面から考えてみると〜

大相撲の春巡業中に、挨拶に立った舞鶴市長が倒れて
その救命処置のため、医療関係者の女性達が土俵に上がったところ
「女性は土俵から降りてください」というアナウンスが流れ
それが女性蔑視だということで話題になっていますね。

今日はスピリチュアル的側面からそのことについて考えてみたいと思います。

 

1. 女性が土俵には入れないのは伝統ではないし、そもそも日本は女性蔑視の国ではない。

女性が土俵に上がらないのは伝統だ、という説明がまことしやかになされていましたが、
実際には、江戸時代までは女相撲というのがありました。

明治42年に国技館ができて、相撲が国技になってから。
「土俵は神聖だ」としてなぜか女性が土俵に上がれなくなりました。

それからまだたかだか100年です。
100年を伝統というならそうかもしれませんが
明治でゆがめられたことが、まるで昔からそうだったように伝わっているだけのこと。

それまでの約2000年間は日本は女性蔑視の国ではありませんでした。

 

2. 女性は太陽だった

全ての女性は太陽であり、巫女です。
このあたりは女性を姫と呼ぶことにも関係しているのですが(詳しくはまた後日)、
昔はどこの世界(国・地域・部族)でも女性は大切に扱われ、
今のように女性差別や女性蔑視という考え(習慣)ができたのは
波動が下がってからのことです。
(日本の場合は、西洋諸国からの操作もあるけど。)

本来、子どもを産み、いのちをつなぐ女性は「神」だったのだし、
導きを受け取る尊い存在(巫女)として大事に扱ってきたのが本当の日本の伝統。

日本はそういうシャーマニスティックな宇宙の真実を
ある時期まで忘れずにきた国なのです。

その分、女性は部族や集団に対して、責任感と覚悟を持ってもいたけどね。
今みたいに、自分で選択も決定もできないのとは違う。

 

3.女性は穢れている、という嘘

要するに女性が土俵に上がってはいけないのは穢れているから
という理由付けになるのだろうけど。
そして女性が穢れているのは多分に生理(月経)があるから、という理屈なわけだけど。
(他の要素もあるけど、それはまた別の機会に)

お相撲以外の例で言うと、女性は生理の時に神社に行ってはいけません、
というのがあります。
これも今では「穢れているから」という理由付けになっていますね。

でも本当はそうではなくて
生理の時、というのは、女性はとても敏感になっています。
だから神社などエネルギーの強い場所に行くと
いつもより敏感になっている分、
エネルギーがどーーーん! と入ってきてしまって負荷がかかるから、
(女性はエネルギーを受け取る巫女だから)

「やめといたら?」
という気遣い・配慮から生まれたもの。

でも時代も下がって、波動も下がって、本来の意味が忘れられてしまったのですよね。
そしていつの頃からか「穢れている」ということになったのです。

余談ですが
仏教とか修験道で女人禁制というのはちょっと意味が違う。

もともと「天地からメッセージを受け取る」というのは
巫女である女性の努め。
ちなみに男性の神官というのは
みんなの願いを天に届けるというのが役目
降ろす(巫女=女性)のか、あげる(神官=男性)の違いね。

または女性(巫女)が受け取ったメッセージを実行に移すのが男性(神官)。

もしもその役割を無視して(あるいは超えて)
男性がメッセージを受け取りたいという場合は
自分の中の女性性を使う必要が出てきますね。

(古の時代の巫女のイメージ)

仏教や修験道の女人禁制はここが関係していて
つまり自分の外側にそういう存在(女性)を置かないことで
自分の内側からそれ(女性性)を引っ張りだそう、磨こうという試み。
でも本来の意味が忘れられちゃって、
マッチョな修行をするようになったら意味がなくなってしまったのですよね。

ある意味で、今回の件はとっても象徴的だな、と私的には思っていて
○行き着くとこまで行っちゃって倒れた男性性優位の文化をやっぱり女が救うのね(笑)
○だから女性は本来の受け取る器・巫女としての自分を取り戻さなくてはいけないわ。

救い方が分からなかったら救えない。
救うというのはおこがましい表現かもしれないけれど。

いずれにせよ、全てのいのちは女から生まれる。
だから女を否定するというのは、誰にとっても自分を否定するのと同じこと。

全ての女性達に女性として生まれてきたことに誇りをもって歩いて行ってほしいと
思っています。

スピリチュアルガイド 美月結でした

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