木内麗子のイギリス HAPPY☆探し 第130回★イギリスならでは! オーナメント

オーナメント

第130回★イギリスならでは! オーナメント

12月のイギリスは煌びやかなクリスマス・イルミネーションが輝き、この時期しか見られないクリスマス・マーケットも開催されています。今回はそんなイギリスから、とっておきのクリスマスオーナメントをチェックします。

オーナメント


まずは世界一の園芸大国ならではのガーデナーによるクリスマスオーナメント。

植木とじょうろを持った笑顔のガーデナーおじさん。黄色いエプロンのポケットからは収穫したばかりのニンジンがひょっこり顔を出しているのも微笑ましい。自然を愛するイギリス人の心を鷲掴みにするこんなオーナメントがクリスマスツリーに飾られていたら、誰もがおもわず笑顔になること間違いなし。  

お次はイギリス人のソールフードこと「イングリッシュ・ブレックファースト(English breakfast)」のクリスマスオーナメント。カリカリに焼かれたトーストの横にはベーコン、ソーセージ、目玉焼きにベイクド・ビーンズとブラック・プディング、そしてトマトやマッシュルームも並びます。高級レストランからカフェやパブまで、イギリスでは幅広いお店で楽しめるイングリッシュ・ブレックファースト。ありそうでなかったこんなユニークな発想は、遊び心を忘れないイギリス人ならでは。食欲をそそられるリアルさも魅力的です。  

他にもイギリスを代表する料理「フィッシュ&チップス(Fish & Chips)」も発見。新聞紙がお皿代わりになっていたり、イギリスの豆料理「マッシー・ピー(Mushy peas)」や「タルタル・ソース(Tartar sauce:イギリス英語での発音はターターソース)」も添えられていたり、細かいディティールへの心配りに、イギリス人のフィッシュ&チップス愛を感じます。

またイギリスではクリスマス・イヴの夜にプレゼントを持ってきてくれたサンタさんへ置いておくのが、サンタさんへのクッキーやミンスパイ、ミルクやお酒などの飲み物、そしてトナカイへの人参です。こんな愛溢れるプレートもクリスマスオーナメントとして飾られていました。  

どれも見ていて飽きない、イギリスならではの心踊るクリスマスオーナメント。寒いこの時期多くのイギリス人を笑顔にし、ほっこり温かい気持ちにしてくれそう。



オーナメント

チェダーチーズ、スティルトンチーズなどイギリス人が愛してやまないチーズがプレートに美しく並クリスマスオーナメントもありました。こんなかわいらしいチーズプレートがクリスマスツリーにかかっていたら、心華やぐ特別な時間がよりハッピーになりそう。






  

《木内麗子 さんの記事一覧はコチラ》