四柱推命でみる2020年の運勢は?~本当の年運のスタートは、2月の立春から!~

年運

東洋占術の年運の切り替えは、2月4日から!

1月1日から新しい年がスタートし、年賀状にはその年の干支が使われますね。
まるで元旦になると、運気の流れが変わったような気分になることでしょう。

しかし、1月1日というのは、あくまでも人間が決めたグレゴリオ暦による区切りであり、運気の切り替えとは、まったく関係のない日なのです。

西洋占星術では一年間の運勢を、主に「幸運の星」と呼ばれる木星の運行によって判断します。
特に、木星がどの星座を運行しているのかを、重視します。
例えば、木星が山羊座を運行する期間は、2019年12月3日から2020年12月19日までという、カレンダー上では曖昧な期間となっています。

そして、四柱推命や九星気学などの東洋系の占術で年運がスタートするのは、毎年2月4日の立春です。
そのため2月3日の節分では、年越しを祝うのですね。

年運

 

四柱推命による2019年の運勢を振り返る

四柱推命では、その年の漢字2文字で年運を判断します。

2019年の運勢は、「己亥(つちのとい)」でした。
己が湿った柔らかい土で、亥は情を持つ水を表します。
潤いがあり、人情味や優しさを感じさせる星です。

そのため心が乾燥していた人は、家族との愛情あふれる時間が増えるなど、人情や優しさを取り戻すことができたかもしれませんね。

ただし、土と水は相性が悪いため、運気全般は不安定です。
大事件や大災害が起こりやすい年であると、一年前の記事に書かせていただきました。
2019年はまさに、台風による水害に見舞われた年でもありました。

 

四柱推命による2020年の運勢は?

では、四柱推命による2020年の運勢は、どうなっているのでしょうか?

2020年の星は、「庚子(かのえね)」です。
2月4日18時03分に、「己亥」から「庚子」へと、切り替わります。

「庚」は五行の中の金で、金属や、斧やノコギリなどの刃物を表します。
「子」はネズミであり五行では水で、豊かに流れる情を示します。
ネズミが子だくさんなことから、子孫繁栄というイメージも強い干支です。
また、十二支の最初の干支であり、何かのスタートにも幸運があります。

幸いなことに、金と水の相性は良く、全般的に順調な流れになると考えられます。

2020年は、オリンピックが開催される年でもありますね。
庚が大胆な動きを作り、子が新しい流れを生み出し、たくさんの感動や愛情を育て上げていく……というような、今までになかった大きな新しい流れを生み出す運気であるといえるでしょう。
大きな感動のエネルギーが、人々を包みこむ年になるのではないでしょうか。

年運

 

どのような人に、幸運が訪れるのか。

特にチャレンジ精神が旺盛で、大胆なことを好む人にとっては、良い星回りとなります。
細かいことを気にせずに斬新な世界を切り開く人は、周りの人達をワクワクさせて、賞賛が集まるでしょう。
人のために積極的に活動する人ほど、グングン運気が上昇します。

しかし逆に、保守的で受け身の性質だったり、自分のメリットばかりを追い求めたりする人にとっては、あまり良くない星回りとなってしまいます。

四柱推命は基本的に、五行のバランスが取れることを良しとする占術です。
「庚子」がプラスと出るか、マイナスと出るかは、個人個人が持つ命式によって変わってきます。

単純な見方をすれば、命式の中で重要な日干が「壬(みずのえ)」か「癸(みずのと)」の人が、最も良い年といえます。周りの協力も得られて、パワフルに過ごせるでしょう。
しかし、やはり全体のバランスを見る必要がありますので、気になる方は、自分の命式を専門家にみてもらうことをお勧めします。

本当の年運の切り替わりは、2月4日の立春である……そう意識して、過ごしてみてください。
あなたの2020年の運勢が、楽しく幸福な出来事にあふれる、素晴らしいものになることを願っています。

 

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