エンパス〜他人のエネルギーの波動に同調して、影響を受けエネルギーをもらってしまう……とは

こんにちは、シアトル在住のジャーナリストでバイオ・エネルギー・ヒーラー＆トレーナーのエリコ・ロウです。
もっか1年ぶりで日本滞在中、週末に大阪「癒しフェア」でのイーレン気功とトラウマ解消「思い出セラピー」のご紹介も無事に終わり、一息ついています。

日本に帰ってくるたびに圧倒されるのが人の多さ。
電車でも駅でも街なかの雑踏でも、赤の他人とまさに肌擦れ合うことが多い日本の暮らし。

エネルギー的にはプライベートなゾーンにお互いに侵入しあっている分、心身に他人の気、バイオ・エネルギーの影響を受けて「病気」がちにもなりやすいわけです。
エンパスさんにとっては本当に「お気の毒」と感じます。

エンパスとは他人のエネルギーの波動に同調して、その影響を受けやすい人を指します。
最近になってアメリカでも、超能者でもある著名な精神科医が、エンパスとはどういうことかを啓蒙する本を出したことで、エンパスに関する認知度が高まっています。

ヒーリングやスピリチュアルに関心の深い皆様のなかには、自分はエンパスではないかと少し不安に思っている方も多いかもしれません。
確かに積極的に他人や周囲のエネルギーにアクセスしようとすれば、それだけ自分のエネルギーをあげてしまったり、他人のエネルギーをもらってしまう機会は増えますが、実際には、すべての人が程度の差があれ、エンパスなのです。

さて、他人のエネルギーをもらってしまう、というのはどういうことなのでしょう。

量子物理学でも、粒子から出来たすべての物体は同時に波動でもあることが証明されています。
つまり私たち人間も他の動物も植物も物質もすべて波動。
この宇宙は様々な波がぶつかりあい干渉しあい共存する海のようなものなのです。

人が個人として持つ感情や思念といった意識も波動です。
私たちは意図せず、気づかないうちに、思っていることや、自分では自覚していない潜在意識にあるネガティブな感情を周囲に向けて波動として発信しており、また他人からのそうした波動を受信しているのです。

たとえば、喫茶店で椅子に座った途端に頭痛を感じたら、「あら、風邪ひいたのかしら？」などと思いがちですが、実は、あなたの前にその椅子に座っていた人の頭痛を感受してしまったのかもしれません。

私はエネルギーヒーリングやイーレン気功の先生いわく、意図せずとも他人の気をクリアリングしてしまうヒーラー体質で、たしかにエンパスですが、よく街なかで足に痛みを感じると、たいがい近くに杖をついた人などがいます。

車で移動中に、急に胸が苦しくなり、「心臓麻痺？」と心配になったことがありますが、次の瞬間には霊柩車と葬列とすれ違ったので、「ああ、人々の悼みを感じただけなのだ」と一安心。
しっかりイーレン気功でクリアリングして邪気を祓いました。

エンパスは感情のエネルギーだけではなく、他人が抱えている心身の病気にも共鳴しがちです。

それを自分とは関係ない他人のエネルギーとして手放さず自分の「所有物」として抱え込めば、自分が病気になってしまいます。
有能な精神科医が、自分自身が鬱になってしまったり、ガンの専門医のなかには自らがガンで亡くなってしまう方が少ないないのも、そうした理由からなのです。

ヒーリングや、宗教、スピリチュアルな活動に携わる方の多くは、すでに他人や周囲のエネルギーから自分を守る自分なりのテクニックや伝統の儀式をお持ちでしょうが、それで完璧に守れるとはいいがたいようです。
つい同情したり「気」を許したり、体力、気力は弱まっているときには、いくらプロクションをしっかりしていても、もらってしまいがちなのです。