スピ英語♪Vol.2 [enjoy]真面目であることを楽しめますか?

[enjoy]エンジョイ(楽しむ)という単語は、enエン+joyジョイ(喜び)から成り立っています。

こんにちは。ダンスアーティスト、ナティヤサイズインストラクターの宮本です。

私は、カナダのトロントでヨガやダンスのレッスンを受けていた時、時々インストラクターから、「楽しんでる?”are you enjoying yourself ?”」ということを言われていました。(自分で言うのもなんですが)根が真面目なので、もちろんレッスンですからちゃんと取り組んでいたわけですが・・・・、インストラクターの目からしたら、他の生徒と比べて真剣に見えすぎたのかもしれません。日本での学校の授業や習い事で、先生から「楽しんでいますか?」と聞かれたことのない私には、この質問にはじめ、どう答えていいかさえわかりませんでした。「どこまでが真面目にやっていて、どこまでが楽しむことになるのか、そのラインがはっきり今の自分にはわからないけど・・・・、そのラインを行ったり来たりしていると思う」と答えていました。「楽しみ」=笑顔・わくわく・躍動感・・・、「真面目」=真顔・義務感・平坦・・・という方式が私の中にあったからです。でもどうやら、それは違うということに気がつきました。キーワードは「喜び」、です。

[enjoy]エンジョイ(楽しむ)という単語は、enエンjoyジョイ(喜び)から成り立っています。enエンにはin(中で)やinto(中へ)などの意味があります。喜びの中で、喜びの中へ・・・の意味が含まれた動詞、素敵だと思いませんか?

先日、こんなビデオを発見しました。

http://youtu.be/grnjMIJEjUk

耳の不自由なラクランちゃんが生後7か月目にして、初めて補聴器を試した時の模様がおさめられています。はじめは補聴器を取り付けられていやがっていた彼ですが、音を(それも家族の声を)初めて聴いた時の、ラクランちゃんの笑顔。本当に美しい!彼の中ではっとわいてきた感覚、が笑顔を導いています。その体現の仕方を見てほしいのです。言葉を当てはめるのなら、はっとわいてきた感覚=「喜び」ジョイで、楽しむエンジョイという体現がおこっているのだと私は思っています。

私の場合は、体を動かすこと自体が楽しいので、レッスンの中で真面目にことをこなすことは、enjoy=喜びの中にある、ための一つの方法であると気が付きました。真面目にしていること自体を楽しんでいたのですね。それでも、真面目にやっているとストレスに感じることも出てきますが、そんなときは偉大な作曲家、ワーグナーのこの言葉を思い出すようにしています(ちなみにワーグナーはドイツ人ですが、この言葉は、英語で友達から聞かされたので、そのまま英語で書いておきます)。

“Joy is not in things; it is in us.”-Richard Wagner

「喜びは物事の中にあるのではない。私たちの中にある」-リチャード ワーグナー

宮本博 Hiroshi Miyamoto
だンスぃンなンだウトゥ dANCEiNaNDoUT
アラパドマヨガワークス