2018年7月から8月の水星逆行の「正しい」乗り越え方。なかったことにすると心身の不調につながる可能性も

こんにちは。辰巳です。
2018年7月26日から8月19日まで、水星逆行があります。

 

水星逆行について

占星術では、太陽を始め太陽系の惑星を主に読みますが、そのなかで見かけ上、普段と逆に動く事があります。
それを逆行といって、その天体の素直ではない面がでてくると言われます。
水星の場合、1年間に4回程度の逆行があります。
なにかとトラブルがあると言われている水星逆行ですが、悪い事や、コワいことではありませんし、それほど珍しいことでもありません。

 

今回の水星逆行は

7月26日から、獅子座で水星が逆行を開始します。8月19日まで。
水星は、交通、情報、コミュニケーション、商いの星。
逆行によって、計画の見直し、復縁、仕切りなおしなど、前へ進まず、見直す時間となります。
これは、「悪い」ことではなく、必要な見直しであり、時期を待つことになります。
自分のコミュニケーションや仕事のやり方を見なおし、仕込みの時期なので、勉強する時期です。
また、この間は、交通のトラブルや通信機器の故障、情報の行き違いは注意しましょう。

 

特に、逆行開始と終了の「留」の日は注意

順行から逆行へ、あるいは逆行から順行へと方向転換する日は、動きが止まっています。
最も注意が必要なのは、この動きのない日です。
逆行開始の7月26日と終了の8月19日は、時間と心に余裕をもって、おでかけください。
また、水星が逆行の位置に戻るのは、9月2日。そのあたりまで、影響が残ることがあります。

 

今回の水星逆行の特長は

今回は、獅子座のなかで水星が行ったりきたりです。
獅子座の水星は、オーバーアクションでモノゴトを伝えていきます。
自分がどれだけ感動しているかとか、どれだけ大きな出来事なのかと表現するのですが、それがやや、他人から見るとオーバーだなあ、と思ってしまう事があります。
その水星が逆行するので、間違いがあっても、「私は、ゼッタイ、正しいですからね」などど、主張してしまうこともありそうです。
そしてその後、実は間違っていました、という事になると、がっくりと落ち込んでしまう反動も予想されるので、ふり返りと確認は重要です。

 

月食との関係

7月28日には、月食があります。日本でも、一部、見ることができます。

国立天文台のサイト「2018年最小の満月・皆既月食」から https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2018/07-topics02.html

このときには、水星は1ハウスで、まだ逆行し始めたところ、逆行のスピードがあがっていません。
自分の主張だけ、言いたいことだけ言いっぱなしという状況です。
このとき火星も逆行しており、地球に18年ぶりの最接近に向かっているところ。
「私は、間違っていない」あるいは「私は、間違っていなかった」という発言が、大きなトラブルになる可能性もあります。

 

日食との関係

8月11日の日食でも、太陽の近くにあります。この日食は、日本では見ることができません。
このときは、天王星も逆行に転じたところです。
仕事や家事の不平等感の不満がついつい、言葉の端々にでてきて、ここもいらぬケンカにもなりそう。

 

トラブルを回避するのではなく

誰しも無意識にトラブルは、回避しようとします。
なので、この時期も、自分の主張を抑えたり、何もなかった事にしてしまいがち。
しかし、むしろトラブルや、うまくいっていない事を自覚することが大事です。

そうしないと、今回は、心身の不調としてでてきてしまう天体配置になっているからです。
「私は間違っていない」と強く主張する気持ちのうらには、自信のなさがあるのかもしれませんし、パートナーが家事を手伝ってくれないという不満のうちには、私を大事にして欲しい、という気持ちがあるのかもしれません。
その気持ちのウラには何があるのでしょうか。

それを、冷静に伝えることができれば、昔からちょっとひっかかっていた何かがほぐれていくはずです。
本格的にモノゴトが進み出すのは、火星の逆行が終了する8月27日、あるいは、水星が逆行前の位置に戻る9月2日あたりには、「ガタガタしたけど、やることやろうぜ」という現実的なムードになっていきます。

 

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