慣れているこの状況が心地良い? 脳があなたの邪魔をしてしまう理由

新しい環境、状況に直面したり、 新たなチャレンジする時には、 不安や居心地の悪さや疲労を感じます。 これは誰にでも起こりえます。 脳が変化のストレスを受けているからです。

2016年が明けて、1ヶ月が過ぎようとしています。
今年から新しいことを始める方もいるかと思います。

そんな中、今までに「これをやろう」と思ったのに、やらずに終わった。やりたいと思ってもなかなか踏み出せなかったという経験をしたことがありませんか?

もしあれば、それは脳の仕組みを知らなかっただけかもしれません。

そこで今日は、新しいことを始める時、
または今までとは違う環境、状況に
直面した時のために覚えておきたい脳のクセをお伝えします。

知っておくと、自分が遭遇した変化の際に間違った判断をせず、
「これは単なる脳の癖なんだな」と
客観的に自分を見るのに役に立つかと思います。

 

〜脳は賢くない? 脳のクセを知る〜

まず最初に覚えておきたいことは
脳は無条件に安定志向、安全が好きってことです。
そして自分にとっての善し悪しが判断できないということ。

脳は変化というものを嫌います。
私たちが生き延びるため、サバイバルするために、安定=代わり映えがしない=安全、大丈夫、生命の危険がない状態と判断します。

慣れている今の状態、馴染みのある環境に留まっていたい。それが脳です。

それが例えば自分にとって
本当は好ましくない状況にいたとしても、
慣れ親しんでいる、その状態こそが
脳にとっては『慣れている=心地良い』と判断されます。

この脳の安定志向が
私たちが新しいことをやろうとする時や
これまでのパターンを変えようとする時に、
不安や居心地の悪さ、否定的な考えとなって現れます。

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例えば、これまで学んだことを生かして仕事にしたい!
と心が思っても、考え始めるにつれ、

「それって上手くいくの?」
「今の仕事よりお金稼げるの?」などと、マインドからの否定的な声がしたり、
人間関係に置いても、
今まで恋愛や人間関係で辛い経験を幾度としている方は、『人間関係は難しい』ほうが、その人の脳にとっては『普通』になっています。

そうすると、仮にせっかく関係が上手く築けそうな相手が現れたとしても、そういうパターンに慣れていないので、「傷つく前にやめたほうがいい」というような脳マインドの声が聞こえてきて、せっかくの関係を壊そうとしたり、相手が好意的な言葉を言ってくれても、その言葉の裏を読み取ろうとしたりします。

自分のハートが
「もっと自分が輝ける仕事がしたい」
「愛し愛されたい」「良い人間関係を築きたい」と思っていても、
「もし上手くいかなかったら? 止めておいた方が無難じゃない?」
と、ただただ安全圏にいたい脳マインドは言うわけです。

それを知らず、最初の直感やアイデアをいろいろと考え始めて、この脳の安定志向に良い様に丸め込まれてしまうと、

「そうだよね、今の仕事を続けてる限り、お金はなんとかなるもん」
「自分が傷つく前に、人と深いつながりを持つのはやめよう」

という具合に、「やってみたい! それが欲しい!」と思ってた手を引っ込めて、また元のところに戻り、結局、時間が経っても何も変わらないということになってしまいます。

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~否定的な考えが襲ってきたら~

新しい環境、状況に直面したり、
新たなチャレンジする時には、
不安や居心地の悪さや疲労を感じます。
これは誰にでも起こりえます。
脳が変化のストレスを受けているからです。

でも、新しいことも一度慣れてしまうと、
脳にとっては『これも普通』となるので、
だんだん抵抗感が薄れていきます。

なので、まずは慣れる状態まで
持っていくことが大切なわけですが、

もし「やっぱりやめておこう」と思ってしまい、
なかなか行動に移せないと思う場合や、
自分のアイデアや理想を否定する考えが浮かんだら、良い方法があります。

それは『どうやったら、それができるか』
という方向に思考を転換すること。

「やっぱり無理、難しいんじゃないか」を
「どうやったらこれができるかな」に変える。
そして1つ1つ浮かんだアイデアを実際、行動に移してみる。

やりたいと思うことをやり始めた際、
不安や心配が襲ってきたら、
「何事も慣れるまで。それを過ぎれば普通になる。大丈夫」
そう自分に言ってあげること。

これから新しいことを始める方は、
ぜひ覚えておいてくださいね。

素敵な2016年になりますように!

dahlia(ダリヤ)

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