南米だけじゃない、続々登場するスーパーフード

「神の果物」と呼ばれる「クプアス」や「アマゾンの漢方薬」と呼ばれる「タペレバ」なども、すでに日本に入ってきていますが、最近では他の地域からもスーパーフードがでてきています。

【アサイーの次のスーパーフードは?】

「アサイー」がきっかけとなりブームとなった「スーパーフード」。
スーパーフードとは、簡単にいってしまえば、「一般的な食品よりも栄養価が優れた食品」を指します。まんべんなく栄養が含まれているだけでなく、一部の栄養成分が突出しているのもOKとのこと。

このあたりの定義は、実は団体によって違っており、ローフードのカリスマといわれている「ディビッド・ウルフ」という人は、「単体で12種類以上の有効成分を含む」「低カロリー」「食品とメディカルハーブ両方の要素を備える」ものをスーパーフードと定義しているようです。

とにかく、栄養素が豊富であり、なおかつ低カロリー、そして、ハーブ的な要素をもっているものならば、なんでもスーパーフードになるということもあり、最近では色々なスーパーフードが登場してきています。

 

【南米はスーパーフードの宝庫】

アサイーの原産地である「ブラジルのアマゾン」をはじめとして、南米はスーパーフードの宝庫といわれています。神の果物」と呼ばれる「クプアス」や「アマゾンの漢方薬」と呼ばれる「タペレバ」なども、すでに日本に入ってきていますが、最近では他の地域からもスーパーフードがでてきています。

南米原産でありながら、オーストラリアで人工栽培に成功したことで、世界的に広がってきたスーパーフードとしては、「アチャチャ」というものがあります。
こちらは、栄養素が豊富なのはもちろんですが、独特の甘みがあり、あとをひく味にもかかわらず、通常の果物に比べると、「糖分が並外れて低い」ために、ダイエットをする人や、糖尿病を患っている人向けとして、海外で人気が出ています。

 

【日本でも古くから栽培されてきたスーパーフード】

また、寒い地方が原産地であり、日本でも栽培されているスーパーフードもあります。北米やロシアといった寒い国で食べられていた「アロニア」は、実は、今から40年近く前から北海道や東北地方などで栽培されていました。

当初は「美容効果」があるという程度だったものが、昨今のスーパーフードブームにのって、人気が沸騰してきました。原産地である東欧諸国では「メディカルフルーツ」と呼ばれるほど栄養豊富なのですが、人気がでた理由としては、「代謝率が落ちてきた中高年でも代謝をアップし、ダイエット効果が期待できる」というところにあります。

さらに、アロニアのエキスを12週間摂取することで、「皮下脂肪面積を減少させる」という研究結果がでたり、「中性脂肪や悪玉コレステロール」といった中年が気になる部分を低減させるということもあって、一気に人気を集めています。

実際に北海道ではすでに生産がおいつかなくなっているということもあり、アサイーのようなスイーツという形ではなく、サプリメントとしてこれから、どんどんとブレイクしていきそうな予感があります。

 

【スーパーフードの選び方】

次々に出てくるスーパーフード。これだけあると、「どれがいいのか悩んでしまいませんか?」、自分の目的にあわせるのはもちろんですが、「味がしっくりくるかどうかも重要なポイント」です。これは、味がいい方が食べ続けられるという単純な理論だけでなく、「身体が欲しているものは美味しく感じる」という、人間のもつ本能を利用した判別法でもあるのです。
気になるスーパーフードがあったら、ぜひ、一度口にしてみて、自分の身体にあうのかをチェックした上で、食べるようにしてみてくださいね。

 

Super food then next famous?
Choice of super food.

 

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