「タロー・デ・パリ」の特長と魅力とは? 第4回目: 深遠な世界が描かれた「タロー・デ・パリ」 魂と人生の羅針盤「アルカナ・ホイール」

タローデパリ

ちなみに、「タロー・デ・パリ」の大アルカナは以下の22枚です。

自分のテーマ、性格特性や才能等の詳細を知りたい方は「タロー・デ・パリ解説本」をご購入の上、ご確認ください。

●「タロー・デ・パリ」の大アルカナ・カード(22枚)

0  ソース(源)
1  イニシエーション(創造)
2  ヴェール(覆うもの)
3  ネイチャー(自然)
4  オーダー(秩序)
5  アウェイクニング(目覚め)
6  ハーモニー(調和)
7  チャリオット(戦車)
8  エクイリブリアム(均衡)
9  リクルース(隠遁者)
10  スフィンクス(スフィンクス)
11  プレゼンス(介在)
12  クエスチョン(問いかけ)
13  クロッシング(架け橋)
14  アルケミー(錬金術)
15  エネルギー(エネルギー)
16  タワー (塔)
17  スター (星)
18  ムーン (月)
19  サン  (太陽)
20  エンジェル (エンジェル)
21  ユニバース (ユニバース)

 

【バース・イヤーから導かれる「トランジット・イヤー」とは?】

さて、「アルカナ・ホイール」はまだまだ、ここからがさらに奥深いのです。

自分のバース・イヤーがわかったら、次には「トランジット・イヤー」というものを導き出します(導き方は少し複雑です。公式サイトにアクセスすると生年月日を入力すると自動計算してくれます)。

「トランジット・イヤー」として示される数字は、あなたが今の年齢における現在位置を示す大アルカナであり、その年1年の運気やエネルギーの流れを示しています。

バース・イヤーとトランジット・イヤーを知るだけでも、簡単なリーディングができます。
例えば、バース・イヤーが「4」の「オーダー・秩序」の人の場合、マニュアルに沿って正確に物事をこなすのは得意なタイプです。

しかし、臨機応変な対応や未知なものへのチャレンジが苦手な場合が多いのです。
そんな人が今30歳で、トランジット・イヤーが「16」のタワーだったとします。
16のタワーの1年というのは、急激な変化、危機などが起きやすいと、大アルカナは暗示しています。
そのため、この1年間は、性格的に対応しきれず、戸惑うことが起こると予想されるわけです。

しかしこれは決して悪いことではありません。
ではそのために、自分をどう変えたらいいのか、というヒントを与えてくれているからです。
チャレンジ精神が苦手な人は、それを奮い起こすことに挑戦してみるなど、この1年を乗り越えるヒントが得られるわけです。

これが「今にフォーカスして、未来を拓く」というタロー・デ・パリの深い教えです。

上級者になるとさらに、「コンパス・イヤー(考え方の方向性)」「ナビ・イヤー(1年を導くエネルギー)」などを導き出して、「アルカナ・ホイール」の読み解きに活用していきます。

つまり、バース・イヤー、トランジット・イヤー、コンパス・イヤー、ナビ・イヤーという4つの要素を駆使して、より詳細に、具体的に、魂と人生の流れを読み解く。

これが「アルカナ・ホイール」なのです。

こうした「アルカナ・ホイール」の読み解き方を、フィリップさんは「ゼロロジー」と名付けました。
数秘術では扱はない「0」(ゼロ)を中心とした、従来の数秘術を越えて宇宙の神秘にアクセスする、まったく新たな概念である「ゼロロジー」。

その詳細は、次回にお伝えいたします。

お楽しみに!

 

タローデパリ

 〈プロフィール〉
「タロー・デ・パリ」創始者&アーティスト:J. フィリップ・トーマス

米国出身。11歳の時、体外離脱体験をしたのがきっかけで精神世界探求がはじまる。アートと音楽を携えて18歳から世界を旅し暮らしていく中で、各地の文化、思想、伝統工芸などと出会い独自のエッセンスを加えた物作り、アート制作や音楽活動を実践。その中でも’81年に南仏とパリで遭遇した衝撃的な体験から生まれたカードとシステムは彼の人生を未知の世界へと誘うライフワークとなった。’82年にバリ島で生涯のパートナーとなる美香と出会い、日本との縁が非常に濃くなる。

2002年に英語版Tarot de Parisが出版され、更に2008年にはナチュラル・スピリット社から日本語版も出版され、日本でのタロー・デ・パリ講座やセッションを数多くこなしてきた。数多くあるタロットカードの中でも、絵柄のデザインとシステム概念の両方を一人のクリエイターが制作したケースは稀である。創始者ではあるがそれに留まらず、カードとシステムから常に新たな発見と情報をダウンロードし、進化を遂げている。

現在27年間のマウイ生活をあとにして、妻・美香と共に2015年より拠点を京都に移し、日本からの情報発信と意識拡大に貢献できるようセミナー&コンサルテーションなど精力的に活動中。