「タロー・デ・パリ」の特長と魅力とは? 第2回目: 深遠な世界が描かれた「タロー・デ・パリ」 22枚の大アルカナ・カード

タローデパリ

【「ソース」はすべての大アルカナカードの根源】

まずなんといっても、「愚者」が「ソース(源)」となり、グーンと格が上がった感じがします。トーマスさんによる「ソース」の解説を引用しましょう。

「ソース」はすべての大アルカナカードの根源です。(中略)1番から21番までの大アルカナカードは、この「ソース」のカードから生まれる創造と混沌の無数の可能性を表しています。宇宙意識の法則を象徴するものとして、既知のものと未知のものが交錯し、私たちの現実が形作られる知覚の扉として機能するのがこのカードなのです。
『タロー・デ・パリ』(ナチュラルスピリット刊)より引用。

この「ソース」が示すキーワードは以下のようになるそうです。

●ライト(正位置)
自由な精神、無限の可能性、純粋な冒険、自分の恐れと対峙すること、未知なるものの探求、リスクを承知で賭けに出ること、偏見のない心、オリジナリティ、etc.

●シャドー(逆位置)
未知のものへの恐れ、準備不足、経験不足、衝動的な決定、子供じみた考えや感情etc.

ただし、タロー・デ・パリにおいてカードを解釈する場合、これらのキーワードだけが正解なのではありません。いちばんの正解は、カードを引いた本人がカードと向き合うことで得たインスピレーション(直観)にあると、トーマスさんは語っています。

 

【1枚1枚の絵柄にはとても深い意味が暗示され描かれている】

タローデパリ

「ソース」の絵柄の中心に描かれているのは、古代ギリシャ神話の酒と自然の神デュオニソスです。いったいこの図柄はなにを描いているのか。トーマスさんによる図柄の解説文を引用しましょう。

一見、非常に混沌とした状況であるように見えますが、しかしその表情からは彼が恍惚の高みにいることが見て取れます。彼の周りの人々は、彼が酩酊して今にもロバから落ちそうになっているものと誤って思い込んでいますが、「霊的な酩酊」の神は肉体の世界のことは気にもかけていません。なぜなら彼は宇宙に溶け込み、一体化しているからです。しかし彼を囲む人々は恐れという動機に突き動かされています。

彼らは、自分に理解できないことが起きるのを防ごうとし、混乱は悲劇につながっていきます。その間、抜け目ない小さな人物(左下)が「現在」を象徴する「ゼロ」を盗み出し、それを未来に隠そうとしていることに誰一人も気づいていません。
ここでも自分の中の恐れや過去のパターンに囚われず、永遠の「現在」を再び発見すること、それが私たちに与えられた課題なのです。
『タロー・デ・パリ』(ナチュラルスピリット刊)より引用。

このようにタロー・デ・パリの大アルカナの1枚1枚の絵には、とても深遠な意味が描かれていることが、これまでのタロットとの大きな違いのひとつです。

こうした絵柄だからこそ、直観的に使えるタロットになり得るのでしょう。そしてさらにタロー・デ・パリには奥深い世界観があります。
そのことはまた次回、お伝えしていきたいと思います。

ぜひ、お楽しみに!

「タロー・デ・パリ」創始者&アーティスト:J. フィリップ・トーマス〈プロフィール〉

米国出身。11歳の時、体外離脱体験をしたのがきっかけで精神世界探求がはじまる。アートと音楽を携えて18歳から世界を旅し暮らしていく中で、各地の文化、思想、伝統工芸などと出会い独自のエッセンスを加えた物作り、アート制作や音楽活動を実践。その中でも’81年に南仏とパリで遭遇した衝撃的な体験から生まれたカードとシステムは彼の人生を未知の世界へと誘うライフワークとなった。’82年にバリ島で生涯のパートナーとなる美香と出会い、日本との縁が非常に濃くなる。

2002年に英語版Tarot de Parisが出版され、更に2008年にはナチュラル・スピリット社から日本語版も出版され、日本でのタロー・デ・パリ講座やセッションを数多くこなしてきた。数多くあるタロットカードの中でも、絵柄のデザインとシステム概念の両方を一人のクリエイターが制作したケースは稀である。創始者ではあるがそれに留まらず、カードとシステムから常に新たな発見と情報をダウンロードし、進化を遂げている。

現在27年間のマウイ生活をあとにして、妻・美香と共に2015年より拠点を京都に移し、日本からの情報発信と意識拡大に貢献できるようセミナー&コンサルテーションなど精力的に活動中。

 

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