初回の今回は、なぜ私がインドの伝承医学アーユルヴェーダと
その美容法を探求することになったのかの経緯をお話したいと思います。
もともとは瞑想体験のために訪れたインド。
それも三ヶ月を過ぎたある時日焼け止め用にと日本から持参してきたホホバオイルがすっかり切れてしまいました。
私が住んでいた場所は、激しい乾燥気候のデカン高原の中にある都市だったこともあり、その気候と水質の悪さが原因で、肌は乾燥でみるみるシワシワになり、粉が吹いている状態が当たり前でした。
こんな状態だったので保湿用のクリームやオイルは手放せない必須アイテム。こんな環境にあっては、もともとはそれほどまめにスキンケアなどしたことがなかった私でさえも何も塗らずにインドの強い日差しの下を歩くことができませんでした。
「肌と髪の悩みから始まった、アーユルヴェーダ美容への探求」
ちょうどそんな時、滞在先近くに知り合いがやっていたアーユルヴェーダのヘルスショップがあり、そこでホホバオイルの代わりになるものはないものかと探していると、アーユルヴェーダ製薬会社が製造しているアーモンドオイルやセサミオイルを見つけたので、試しに使ってみることに。
これが思いの他効果があり毎日肌に薄く延ばす程度に塗っていただけなのに、インドの強い日差しの下でも、ほぼ日焼けをしなくて済んだのです。(インドにいるのにどうしてそんなに日に焼けていないのか、と不思議に思われたぐらいです)。
世の中にはあらゆる類いの日焼け止め剤が出回っているけれども、結局はオイルひとつでほぼ日焼け止めは間に合うことを実感し、その後は片っ端からさまざまなオイルを使い始めました。そして自然のものだけでも十分に間に合うことを実感したのです。
こうして自然のものだけでケアすることが当たり前になりかけた頃、シカカイというユニークな形をしたハーブ入りのシャンプーを友人に薦められました。実は、この頃の私の髪はとても悲惨な状態で本当のネコの毛のようにか弱く、頭項の髪は三センチほど伸びればすぐに切れてしまうのでいつもショートヘアだったのです。これは、今まで月2回の割合で市販のストレートパーマ液で自分でストレートパーマをかけ、頭皮と髪をさんざん痛めた結果です。
そのため、日本にいた時は石けんシャンプーをしていましたが、効果はあまりありませんでした。友人に薦められたこのシカカイ入りのシャンプーを使ってみて、驚きました。今までのシャンプーや石けんではあり得なかった独特の素朴な仕上がりで、髪や頭皮が元気になるように感じられたのです。
シャンプーでこれだけいいのなら、ハーブそのものを使えばもっといいに違いない。そう思った私はさっそくこのハーブを手に入れるために、アーユルヴェーダのハーブ薬局へと足を運びました。これがインド伝統の美髪ハーブのひとつ、シカカイとの出会いです。店の主人にその場で使い方を聞き、さっそく家で使ってみることに。そして、勘は見事に当たりました。
シャンプーよりも素朴な仕上がりでありながらも頭皮が喜び、髪がサラツヤに仕上がったのです。そして、このシカカイを使い始めて一年が経過した頃には3cm程で切れてしまう弱々しかった髪が、いつのまにかロングになっていました。
こうして、すっかりインドで伝統的に使われてきたハーブたちに魅せられ、
ナチュラル美容への探求の幕開けとなったのです。
TrinityWEBお勧めシカカイが購入できるショップhttp://artbeing.com/henna/shikekai.html
(写真はインドの伝統美髪ハーブ、上からリタ、左はアムラ、右はシカカイ)