「オラクルカードとタロットカードの違いは何ですか?」
スピリチュアルに興味を持ち始めた方や、これからカードを手にしてみたい方から、よく聞かれる質問です。
どちらも“カードを引く”というスタイルは同じですが、
成り立ちや構造、メッセージの受け取り方には違いがあります。
この記事では、
• それぞれの誕生秘話(歴史)
• オラクルカードとタロットカードの違い
• 一般的な使い方
• 初心者はどちらから始めるとよいかを、できるだけ中立的に整理していきます。
タロットカードとは
タロットカードの起源は諸説ありますが、18世紀以降、神秘思想や占星術、カバラなどと結びつき、現在のような「象徴を読み解く神秘的なカード」として発展してきました。
現在一般的に使われているタロットは78枚構成で、
• 大アルカナ22枚(人生の大きなテーマ・魂の成長)
• 小アルカナ56枚(日常の出来事や感情)
という明確な体系を持っています。
“構造化された象徴の世界”が、タロットの大きな特徴です。
この体系化された構造が、オラクルカードとの大きな違いになります。
オラクルカードの誕生と広がり
オラクルカードは、タロットよりも新しいカードです。
1970年代以降、ニューエイジムーブメントの広がりとともに、天使・女神・宇宙・自然・アファメーションなど、さまざまなテーマのカードが誕生しました。「オラクル(oracle)」とは、“神託・啓示”という意味。
タロットのような固定の構造はなく、枚数もテーマも作者によって自由に作られています。
そのため、
• 直感的に扱いやすい
• 初心者でも扱いやすい
• デザインや世界観が豊富
という特徴があります。この自由な構成が、タロットにはない魅力のひとつです。
オラクルカードとタロットカードの違い
ここで、両者の違いを簡単に整理してみましょう。
「結局どちらを選べばいいの?」と迷う方も多いかもしれません。
タロットは“象徴を読み解くカード”。
オラクルは“メッセージを受け取るカード”。
どちらが優れているということではなく、
アプローチの仕方が異なる、と考えると分かりやすいでしょう。
タロットカードの特徴
• 起源:15世紀ヨーロッパ
• 枚数:78枚(体系あり)
• 象徴を読み解くスタイル
• ある程度の学習が必要
オラクルカードの特徴
• 起源:20世紀以降
• 枚数:自由(30〜50枚前後が多い)
• 作者の世界観が反映される
• 直感的に扱いやすい
一般的な使い方(初心者向け)
タロットカードの基本的な使い方
1. 質問を明確にする
2. カードをシャッフルする
3. 1枚または複数枚引く
4. 出た位置と意味を組み合わせて解釈する
代表的なのは、
• 1枚引き(ワンオラクル)
• 3枚引き
• ケルト十字法
などのスプレッド(展開法)です。
カードの意味をある程度学ぶ必要がありますが、そのぶん深く多層的なリーディングが可能です。
オラクルカードの基本的な使い方
オラクルカードはとてもシンプルです。
1. 今日のメッセージを1枚引く
2. 悩みについて問いを立てて引く
3. 直感で気になるカードを選ぶ
カードにあらかじめメッセージやキーワードが書かれていることが多いため、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
“未来を当てる”というよりも、“今の自分へのヒントを受け取る”感覚に近いでしょう。
初心者はどちらから始めるのが良い?
「初心者にはオラクルカードとタロットカード、どちらがおすすめですか?」
• 直感的に楽しみたい → オラクルカード
• 象徴を学びながら深く読み解きたい → タロットカード
「まずは気軽に始めてみたい」という方には、オラクルカードのほうが入りやすいでしょう。
タロットは象徴体系という“地図”を持つカード。
オラクルはその時々の直感と対話する“窓”のようなカード。
どちらも最終的に映し出すのは、カードそのものではなく、読む人の意識です。
クレオのおすすめ・初心者向けオラクルカードの使い方
活動初期の頃、私はよくオラクルカードを使っていました。
まずカードの束を手に持ち、軽くノックするようにしてエネルギーをリセットします。
そして心を落ち着けて、
「今の私に必要なメッセージをください。」
と問いかけながらシャッフルし、
“今だ”と感じたところで手を止めます。
シャッフルの途中で飛び出してくるカード(ジャンピングカード)は、強いメッセージを持っていると感じるため、別にして並べておきます。
それとは別に、山の上から1枚〜3枚カードを引きます。
ジャンピングカードと通常のカードを分けて並べるのが、私のおすすめの方法です。
並べた3〜5枚ほどのカードを、まずは絵柄から感じ取ってみてください。
色やモチーフ、人物の表情などから浮かぶキーワードを受け取ります。
最初のうちは、解説書を参考にしても大丈夫。
楽しみながら「今の自分に必要なメッセージ」を受け取っていきましょう。
ここで大切にしてほしいポイントがあります。
それは、「どうしたら良いですか?」と、決定権をカードに渡さないこと。
実は活動初期の頃、私はこのような曖昧な質問をよくしていました。
するとカードから繰り返し返ってきたメッセージは、
「あなたは、どうしたいの?」というものでした。
カードは未来を決めるものではなく、自分の内側にある声を映し出すもの。
だからこそ、まずは「私はどうしたいのか」を見つめることが大切です。
まだ気持ちがはっきりしないときには、
「今の私に必要なメッセージをください。」という問いかけがおすすめです。
引かない日があっても大丈夫。毎日引いても大丈夫。
カードがなくても自分とつながれていると感じられることが、いちばん大切だと思っています。
カードの選び方
今はたくさんのオラクルカードが発売されていて、
口コミや紹介を参考に選ぶ方も多いと思います。
私のおすすめは、「自分が強く惹かれたものを選ぶ」ことです。
カードは、これからあなたと時間を共にしていく相棒のような存在。
評判の良さを基準に選ぶこともできますが、それ以上に大切なのは、「自分がどう感じるか」です。
このカードを使うことにワクワクするか。
このカードの世界観が好きか。
その感覚を、どうか大切にしてほしいのです。
絵柄が好き。
なぜか気になる。
理由ははっきりしなくてもかまいません。
「自分で選ぶ」という行為そのものが、自分自身との対話のはじまりだからです。
あなただけの、とっておきのカードを選び、共に歩んでいってくださいね。
カードは、あなた自身を映し出す鏡のようなものです。そこに現れるメッセージは、あなたの潜在意識が見せてくれているもの。
大切なのは、カードに使われるのではなく、あなたがカードを使うこと。
主導権や決定権は、いつもあなた自身にあります。
どうぞ、あなたの感覚をいちばんに大切にしてください。
外側に答えを求め続けなくても、本当は自分の内側にすべての感覚がそろっているのです。
“あなたが主役”のカードリーディング
オラクルカードもタロットカードも、未来を決めるためのものではありません。
それは、自分の内側にある声に気づくための小さなきっかけ。
迷ったとき、背中を押してほしいとき、カードはやさしくヒントをくれるかもしれません。
けれど、選び、歩いていくのはいつもあなた自身です。
カードを通して自分と対話する時間が、あなたの感覚を思い出すひとときになりますように。
そしていつか、カードが手元になくても自分の内側とつながれていると感じられたなら・・・。
それが何より素敵なことだと、私は思います。
著者:クレオ絢子



















