アロマセラピスト原田瞳の「マタニティアロマ~初期編 PART1」

香りって、スピリチュアルとリアルを漂う、半物質の不思議な存在。そんなアロマテラピーを妊娠中から産後にかけて取り入れる女性たちもまた増えてきました。

皆さん、こんにちは。

アロマセラピスト&スピリチュアルライフコーディネーター原田瞳です。

アロマテラピーを、また、香りやハーブから自然界と繋がり、その大いなる源のパワーを、この地上におろして、日常生活や人生をより愛と喜び、豊かさの夢へと叶えてゆきたい人々が、ただの流行に留まらずに増えてきました。

より自然界と繋がりやすく、本能・直感的に生き、柔軟な感性をもつ女性たちが、より高い意識に目覚めて、家族やパートナー、友人たち、身近な人々とより幸せや健やかさを分かち合うために、アロマテラピーを実生活に取り入れています。

そして、感性豊かで意識の高い、男性たちも……。

こうして、価値観や文化などは国や地域によって異なっていても、自然界の叡智をリスペクトし、「アロマテラピー」を介して人々と共有する感性があり、ひとつの文化や新しい時代を共に創造してゆけることに、私自身もまた深い喜びを感じています。

香りって、スピリチュアルとリアルを漂う、半物質の不思議な存在。あらゆるセラピーとも融合できますし、私たちがよりよく生きるための「本能・直感」という生命のベース感覚を呼び覚ましてくれるもの。

そして、そんなアロマテラピーを妊娠中から産後にかけて取り入れる女性たちもまた増えてきました。

赤ちゃんと母体への影響を考えて、薬をできるだけ使いたくない、と思う時期ですし、

より自然の素材を取り入れながら、センシティブで不快に感じやすい心身の不調を改善する方法が知りたい

というお声が沢山あります。

私自身も、またその一人。そして、現在マタニティライフ10か月目です。

アロマセラピストとして、この神聖でスペシャルな時期に、マタニティアロマの実践を取り入れないわけにはいきません。

また、きちんとした知識を知らずに妊娠期にアロマテラピーを取り入れることで、母体や赤ちゃんへの悪影響を心配される方もいらっしゃることでしょう。

アロマテラピーの専門家として。

そして私自身が、お腹の赤ちゃんとともに香りとの対話を深めながら育んできた絆と、また乗り越えてきたマタニティケアの方法などを、今回は生きた体験談として、マタニティアロマレシピとともに、シェアさせていただきたいと思っております。

<究極の母性原理と繋がる「宇宙の母体」への扉~つわり>

女性の心身は、妊娠をきっかけにドラマティックに変わります。

フィジカルな面では、ホルモンの変化が著しく、脳下垂体や胎盤からの大量のエストロゲン、プロゲステロン、ゴナドトロピンが分泌されて、乳房や子宮を育て、妊娠を維持します。出産後も、オキシトシンやプロラクチンが大量に分泌されて、母乳育児をサポートします。

まさに、ジェットコースター級のホルモン変化を体験するわけですが、ホルモンと感情は、繋がっているので、著しい感情の変化も体験するわけですね。

普段、理性的でクールな思考を持っている女性でも、本能のポテンシャルがダイナミックに目覚めますから、感情や情緒の変化などが、普段大人しく、あまり見られない方ほど、大きなその情緒の作用に、戸惑うこともあるかもしれません。

周囲からの刺激にも敏感になり、嗅覚や味覚にも変化が表れます。

これは、スピリチュアルな側面でいうと、私たちの大もとである「究極の母性原理=宇宙の母体」に目覚め、新しい命を宿し、臍の緒を通じて、新しいエネルギーの接続コードがひらいているサインです。

そして、タントラといって、母体と赤ちゃんの魂の個性を融合し合い、お互いにとって今生において、新しい人生をスタートさせるための、大きな調整エネルギーを産み出してくれています。

これは、お母さんが赤ちゃんに愛や栄養を与えるだけではなく、最も宇宙意識に目覚めた状態=胎児であるお腹の赤ちゃんが、純粋なスピリットそのものとして、新しい人生の調和や愛、インスピレーションといったものを授けてくれています。

そして、何もしていなくても、現実のドラマの古いパターンを一掃させてくれます。

私自身、ただお腹にいるだけで、どれだけの恩恵を授かっていたか、わかりません。

その宇宙の接続コードと繋がりながら、波のようにやってくる変容のプロセスに、素直に本能・直感が委ねられればなるほど、恩恵を得られます。

またこのようなスピリチュアルな変化に、エッセンシャルオイルを用いていると、とても気づきやすくなります。

肉体面・感情面・精神面において、自然界と私たちが、本来の調和を取戻し、本当の私たちの人生が目覚めるために、あらゆる革命が起きています。

いわば、つわりは私たち「個人」が究極の母性原理「宇宙」に繋がり、接続コードを「ON」にするための、儀式のひとつなのですね。

抵抗して、古い自分の価値観や、今まで縛られてきた観念・感情パターンに囚われてしまうと、つわりも悪化します。

柑橘系のオレンジ、レモン、ベルガモット、タンジェリン、またペパーミントのオイルなど健胃作用のあるオイルは、吸入したり、室内に香らせてあげることで、これら「自我の抵抗ポイント=胃のストッパー」を解してくれる、理想的なエッセンシャルオイルです。

頭頂部に、神聖な樹脂の香りであるフランキンセンスオイルを塗油してあげてもよいですね。

大いなる源に自我を明け渡し、本当の自分=真我が目覚めることをサポートしてくれます。

<パートナーにも起きる「つわり」メンズ編>

実は、つわりは、パートナーである男性にも起きていること、ご存知でしたか?

2つの対極の女性・男性エネルギーによって誕生した新たな命は、スピリチュアルな側面においても、まるでDNAの螺旋構造のように、互いのエネルギーを螺旋に融合させながら、エネルギーを上昇させています。

相対するエッセンスを絡ませながら、そこに、「プラス」「マイナス」が融合した「ゼロ」磁場が生まれることで、愛のハーモニーを奏でて、宇宙エネルギーへと互いのパワーを昇華させています。

ですから、新しくお父さんになる男性側にも、同時に、もしくは時間差で、つわりはスピリチュアルな側面において起きています。

スピリチュアルな感性の高い、感受性の高い男性ほど、敏感にその症状は表れます。

わたしの経験では、わたしがつわりで吐いた2日後に、同じような症状や頭痛のような反応が、旦那さんにも起きていました。

これは、お互いが「個」の今までの価値観に縛られた状態ではなく、新しい人生と命を迎え入れるために、古いマインドが解体されています。

肉体面・感情面・精神面において、自然界と私たちが、新しい調和を取り戻し、本当の自分たちの人生が目覚めるために、あらゆる革命が起きています。

今、生き方が多様性に満ちている現代において、必ずしもパートナーが傍にいられるわけではない方もいらっしゃることでしょう。

これは、時空を超えて、距離が離れていても、同じことがいえます。

≫アロマセラピスト原田瞳の「マタニティアロマ初期編 PART2」に続く。

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