植物たちの力をかりてキレイになろう! 手作りを楽しむ アロマセラピー スキンケア 春編

花ざかりのチューリップ。めずらしいチューリップの精油もある。

アロマセラピー スキンケア用品の手作りがオススメな理由。

植物の持つ力に助けてもらって心と体を癒すのが、アロマセラピー。
日本語では、「芳香療法」と訳すそうだ。
植物はそれぞれ、動物のように動きまわらない分、自分を守るために、そして必要なものを惹きつけるために、さまざま力を持っている。

例えば殺菌力や毒素、そして美しい姿や香り。
アロマセラピーは、そんな植物の花や果皮、樹皮、葉、根などさまざまな部分から抽出した貴重な精油を用いて行う。
植物からの一番のギフトは、その素晴らしい香りによる癒し。
天然の精油の香りは、華やいだ気分になったり、安らぎに包まれたり、前向きなパワーが湧いてきたり、幸せな気持ちにさせてくれる。
その香りとパワーは、ボディトリートメントやバスオイル、ヘアケア、スキンケアに利用することができる。
花ざかりの春、美しい花たちの力に助けられて、スキンケア用品の手作りを楽しもう。

☆アロマセラピー スキンケア用品の手作りがおすすめな理由
・肌に低刺激なスキンケア用品が作れる。
・好きな香りで作れるから、スキンケアする度に幸せになれる。
・いろいろ試しながら手作りが楽しめる。
・経済的に楽しめる。
・少量ずつ作れるから、ムダなく季節に合ったものが使える。
・自分に必要な有効成分だけを選んで入れられる。
・自分に合うもの、よいものが敏感にわかるようになってくる。

※注意ポイント
アロマセラピーは、合う合わないは人によって差がある。自分の責任において自分に合うものを見つけて楽しむのが、基本だ。

 

●基本の化粧水作りは、超簡単。

化粧水の成分の基本は、水とグリセリン。
大抵の化粧水には、このふたつが入っているそうだ。
これに、美白や保湿などの有効成分や香料がプラスされる。

アロマセラピーの手作り化粧水の場合、一番シンプルなのは、水+精油だが水と油分は混ざりにくい。
ドラッグストアなどで手に入るグリセリンを加えると混ざりやすくなり、しっとり感も出る。
これに、有効成分のビタミンC誘導体を入れると美白化粧水になる。

水はドラッグストアなどで販売されている精製水や、ミネラルウォーターでもOK。
エッセンスオイルは、100%ピュアなものを使うのが鉄則。
雑貨店などで芳香剤として売られているものは使用しないように。
有効成分は、ネットショップのアロマセラピーの手作り資材を販売しているところで手に入る。

☆基本の分量
・水 25cc
・精油 5滴
・グリセリン 小さじ1/4

※注意ポイント
有効成分は、よい効果をもたらす反面、トラブルの原因になることもある。
敏感肌の方は、最初は入れないで作るのがおすすめ。
必ずパッチテスト(目立たない部分の肌で使用してみて反応を見る)を行う。

・満開! ローズマリーには、王妃の若返りを助けたとの伝説がある。

 

●肌にストレスを感じないように、春のアロマUVケア。

春の花の季節は意外と肌寒いことも多いけれど、日差しはけっこう強い。
大人の女性は一般的にファンデーションである程度保護し、外で過ごす機会も少ないため、春の紫外線に気づきにくい。
無防備な子どもの鼻の頭や頬の上の部分を見ると、日焼けしているのがわかる。
桜の季節が終わり、初夏に向かう今から、UV対策を行うのがおすすめだ。
もし、日焼け止めを塗りはじめたり、ファンデーションを夏用に切り替えたりするときに、肌トラブルや肌にストレスを感じることがあるなら、やさしい作用で負担の少ないアロマセラピーのUVケアアイテムを手作りして使ってみるといいかもしれない。