【9の年の2016年最後の新月は2017年1の年に向けて光を放った!】Amalin Story #1

新しい夜明けの寺院という名のセンターをオーストラリアクイーンズランド州コアに創造して15年が過ぎようとしている。夜明け間近の2017年だからこそ愛と瞑想の真髄に入る!

 

アマリンという人について。

アマリンという名の人は私が35歳になった二日後に誕生した。
それまで29歳の時から日本を離れて旅を続けてきていて、海外で揉まれて随分と苦労したけど、お陰さまで大きく広く成長もした。

二十代初期頃から西洋人や西洋文化が好きでどうしても英語が学びたかったから、当時お洒落だったアメリカ英語と生活を学びに、普通の人は通常語学学校に通うのだけど、それでは現地の人と触れて生の英語や生活は学べないと、当時自立した女性の草分け的存在の桐島洋子の本を愛読して知っていたから、素手で危険地域アメリカに渡った。

無鉄砲なことは若い時しかできない。家族の中で一番愛し信頼していた祖父に「そんな無謀なことはいかん! 手足もぎ取られ目をくりぬかれ香港に売り飛ばされるぞ!」と念を押された。

祖父は肺がんで苦悩していたから、亡くなる前に花嫁衣装を見せてあげたいと、祖父の意向を第一に自己の内心を説き伏せて、いい加減に好きで付き合っていた人と結婚したにもかかわらず、その祖父は結婚式の前に死んでしまった。

不条理な意味のない結婚は長続きするはずもなく、その結婚の唯一の理由はガラスの城のように崩れ落ち、石の上にも三年、喉元過ぎれば誰も文句を言わないだろうと、虎視眈々と計画の上、さっさと離婚した。まだその頃、離婚が珍しい時代だった。

 

バブリーな時代、一年で昼夜13~4時間働いて一気に400万ほど蓄えて、
誰も反対できないように自己の自由意思での決断と頑張って稼いだお金で
旅立ったのです。

偶然にも母の誕生日に旅立ち4年間過ごしたアメリカで身も心もボロボロに打ち砕かれ、出会う恋愛すべてうまくいかず、セックス・ドラッグ・ロックンロールの80年代を思いっきり堪能して生き抜いた!

この4年間の学びと成長は、その前日本で生きた29年間の学びと成長を一気に棒高跳びで跳び越したほどの大きな伸びがあった。苦労は、植物に肥やしをあげると花が開花するように、人を深く高めてくれるのです。

アメリカでグレートフル・デッドというバンドに恋をした。もう死んでしまったけど、バンマスのジェリー・ガルシアの愛に満ちたあたたかい歌声と、歌うように奏でられる繊細で女性的なメロディックなハートをくすぐるギターに夢中になった。

デッドの生ステージとサイケデリックの絶妙な調和と、80年代なのになぜか60年代風フラワーチルドレンで満ち溢れた会場は、私の心身と魂を奮い立たせた!

「これ、面白い!」
そういう時代とそういうスピリットを持ったバンドを体験できて本当にラッキーだったし、そのことが私の意識と人生を大きく変容させた。

「もう後には戻れない!」
日本の型にはまりきった島国根性的条件付けからの脱却はここから始まった。セックス・ドラッグ・ロックンロール体験は、実はスピリチュアルな体験にとても近いともいえるかもしれない。私自身のスピリチュアルな成長に繋がっていったのは、米大陸を車で横断ひとり旅、サイケデリックとグレートフル・デッド、後に書きますが光明を得たマスターたちとの出会い、セラピーと瞑想の学びからだったといえます。

実際に、それはカリフォルニア、ビッグ・サーにある有名なスピリチュアルパワースポットであるエサレン・インスティテュートでも60年代初期から80年代にかけて、色々な初期の、のちに有名になるセラピーや、素っ裸で行われるマッサージ、その上にドラッグも加味して実験されていただろうと、80年代中間頃の自己の同地訪問体験から感じとっています。

 

サイケデリックとグレートフル・デッド体験と非常に近いだろう生の体験はのちに、OSHOと出会った時に爆発的に私の中で突発した!

生きているあんなに偉大な覚者に出会えたのはべらぼうにラッキーだ!!!
その直後にアマリンという名のスピリチュアル・ビーイングはこの世に誕生した。その前に生きていた私はもういない。どんどん浄化され変容され続け、まだまだ旅は続く。ライブな人生感覚を持って、日々旅するように生きる愛と瞑想の日々。

ブッダは29歳で王家と妻子を捨て出家して乞食になった。そして6年の苦行の果てに本来の自己に目覚めた。

私の旅も29歳から始まり、それ以来、普通の幸せを追えという日本的な「幸せ」をギブアップしちゃったんだよね。アメリカで大苦労して以来(いえ、多分生まれて此の方、または過去生の何万生も)「悟り・光明」は常に眼中に入れている今の人生があるけども、それをゴールにしているわけじゃない。ゴールのないゴール、「今ここ」にいる以外に我いく道はないのである。なんの欲望も願望も私というエゴも思考も持たず、ただ「今ここ」にいる! それって一番のチャレンジだよ。

だけど「私は決してあきらめない!」そして、「今ここ」にいる以外に方法はないと心底奥深くで知っているのです。それが最高の透き通った青空のような自由。力まない。がんばらない。”Allowing” – あるがままにある。

つづく

今回はここまで、続きは次回のコラム(約二週間毎)をお楽しみに~
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