太古の叡智から学び、科学で検証するホリスティックライフ~ナチュラル派の街シアトルから №2

米国シアトルからお届けすることになったこのコラム、第二回は、この街のことを少しご紹介するとともに、私の毎日のテーマである、「気づき」のことについて触れてみたいと思います。

「エメラルドシティ・シアトルの紹介」

穏やかな海、鏡のような湖、深い針葉樹の森、富士に似た霊峰レニア山….シアトルは米国北西部(ノースウエスト)の、自然に囲まれた美しい街。緯度は北海道よりも少し北に位置するため寒いイメージがあるかもしれませんが、比較的温暖です。冬は雪もあまり降らず、雨が多く、ブルーグレーの印象ですが、夏はクリアな陽光と爽やかな空気で、緑豊かなエメラルドのイメージです。

四季の新鮮な農・海産物が手に入るし、年間通してアウトドアライフが楽しめる気候も幸いしてか、産業、文化、スポーツなど盛んな街です。ボーイング、マイクロソフト、アマゾン、スターバックスなどの日本でもおなじみの会社の本社があり、劇場、美術館など文化施設も多数。60万人ほどの人口のシアトルは、人口の1/3を有色人種が占め、若い層の比率も多いとの統計があり、国際的で若い活力のある街と言えるかもしれません。また同性婚も合法化されていたりと、さまざまな形のライフスタイルを受け入れ、多様性を尊重するリベラルな雰囲気があります。
その街の気風に、自然豊かな土地がマッチしたこともあるのか、ホリスティック、オーガニック、エコロジーというナチュラル派のキーワードに興味を持つ人の率が高く、自然で健やかな毎日を送ろうという意識が高い街のようです。当然、医療に対する関心も高く、数多くのハイレベルの医療機関・研究施設も多数。特に、西洋医学に東洋・自然医学を融合した考え方・代替医療に理解のある場所であると思います。
人間の心身・スピリットは、ひとつの見方からは計れないものです。多角的な目で検証され、ケアされて、初めて本物の健やかな存在になれるものではないでしょうか。何千年も前から試行錯誤を経て習得されてきた太古の叡智から学ぶことは数知れず、それを近代からの科学の研究と技術で進化させてこれたのは、人間の持つ「気づく」という能力があったからなのでは? 今日の技術・知識も、誰かの小さな「気づき」が重なって実ってきたものですね。
小さな存在の私たちそれぞれが、何かに気づいて、日々を進化させていけたら素敵ですね!今日もひとつ、なにか小さな「気づき」を探しませんか?

シアトルの晩秋は冷たい雨続きですが、今日オフィスから歩いて買い物に行くと、石畳の水溜りには、雨に濡れた色鮮やかな落ち葉。空を写した水の鏡に、次々描かれる雨つぶの丸が重なり合って、全体がひとつの絵のようでした。雨の日こそ車でなく、ちょっと冷たいけど外を歩いて、素敵な自然の絵に気づいてみよう!、、と決心!今日の私の小さな「気づき」とプチ「進化」です♪
引き続き、シアトルから、最新代替医療・健康情報、街の話題、そして日々の「気づき」などをお届けして行きたいと思います。