秋の土用期間の過ごし方は、自分の心と身体の声を聴き、愛しく大切にする期間…これも風水

季節が流れていくことに身を任せてみる

こんにちは、風水カウンセラー 珠木結生です。
すっきりとした青空が広がる季節になりました。カレンダーを見ると、もう10月も半ば!さて、暦は10/20から2週間ほど、秋の土用の期間に入りました。暦の、そして運気の調整期間です。冬に備えて準備をする期間、ともいえるかもしれません。

一般的に、ちょっと体調がすぐれないとか、なんとなくもやっとするとか、様々なことが言われる時期ですが、そもそも…いつもすっきり!元気いっぱい!開運していて絶好調です!ということがよくて、そうでない時は悪いことでしょうか?

そうではないと思います。

ただまっすぐ向いて走っている時、追い風が吹いている時には、気付けないことに気づくことが出来る、とも言えるでしょうし、自分の心と、身体の声を聴き、愛しく、大切にする期間という風に考えることも出来ます。もしくは、これからの寒い季節に向けて、ふわっと温かい毛布で自分を包み込んで、大切にするような期間、と思うのはいかがでしょうか。つまり、秋の土用は、自分で自分の心と身体にぬくもりと愛情を与える期間とも言えるのではないかな、と思っています。

今まで私たちが歩んで来たこの人生の道のりも同じことが言えるかもしれません。何もかもが上手くいって絶好調だった!という時期もあれば、なぜかやること全てが裏目に出るような、もどかしい期間を涙と共に過ごしたこともあるでしょう。

でも過ぎ去ってみれば、むしろそのもどかしい時期にこそ、私達は様々な経験を心の中へと折り重ねていき、そこから生まれた気づきによって、人生の色合いに自分なりの奥深い味わいを加えることが出来たのかもしれません。それはまるで、まさに今、私達がいるこの秋の季節のようなもの。紅葉のように、同じようでいて、ひとつとして同じ風景がない、また全く同じ風景が繰り返されることがない、固有の美、そして瞬間の美しさです。


例えば今、ちょっと苦しい期間に自分がはまっていたとしても、私たちはこの大きな宇宙の流れの中、暦の中にいる、と思えれば、決して「停止」することはなく、必ず状態は変化していきます。もどかしい時期から抜け出す時期は、そう遠くはないでしょう。私たちがぷちぷちと悩む時間も大きな宇宙から見たら、あっという間の出来事。もしかしたら、大きな視点で眺めてみたら、そんな時期でさえ、まるで紅葉のように美しい瞬間なのかもしれません。

さて、この秋の土用の期間は、夏の間はシャワーで済ませていたところを、お風呂に入る時間を増やしてみたり、足元を暖かくする準備をしてみたり…。毎日努力をしなくちゃ!と思って、頑張って来た人は、ふっと肩の力を抜いて、これからの2週間くらいは、ただ、季節が流れていくことに、身を任せてみるのがお勧めです。

今までの自分を振り返り、そしてこれからまた走りだすためのちょっとした休憩をしても、まだまだ時間は十分にあります。何かを成し遂げたい時には、あせって、どんどん突き進むより、むしろ立ち止まって、自分に与えられているものに感謝し、受け取る準備をすることも必要です。

さて、土用の期間はいつもより丁寧に淹れた、珈琲やお茶をご褒美に一杯。日々、予定を詰め込んでいたら、それはちょっと少な目に。そして、自分を大切にするために、自分が出来ることを探してみましょう。