ココロセラピストが語る!『思考と人格』とは?~自由な発想と習慣が人生を変える~

思考は連鎖する

僕たち人間は1日にどのくらい頭を使っていると思いますか。あまり考えたことは無いと思うのですが、3万回以上というのが一般的に言われている数字です。計測方法は僕も知らないので信じるか信じないかは個人の自由で結構です。
人間の思考は1日に3万回。それが多いのかどうかは個人差があると思います。ただ、その思考(情報)のクオリティによって価値は変わって来ますよね。
ちなみに僕の頭の中は「味噌ラーメンが食べたい!」とか「チャーシュー丼が食べたい!」とか食欲が殆どな気がします。我ながら平和です。

これが他の方にとってどう思われるかはわからないですが、たとえばこれらの思考を起点に、このような思考が加わったらどうでしょうか。
「味噌ラーメンは食べたいけれど、一人で食べに行くのはちょっと恥ずかしい。しかも中華を食べると服に臭いが付くし、口の匂いも気になる。それじゃ、会議に行けなくなっちゃう。そもそも外食って実は不経済だし健康的にも問題がありそう。体重も増えてきた気がするし、ダイエットしなきゃならない気もする。なんか、考えただけで悲しい気持ちになって来た!」

ここまで極端な方は少ないと思いますが、でも実際いますよね。スピリチュアルが好きな人は、そんな彼らの事を『エナジー・バンパイア』と呼ぶかもしれません。関わりを持ってしまったら最後。あなたのエナジーがどんどん奪われてしまうのです。あなたの関わる集団の中にも、もしかいたら一定数いるかもしれませんので充分注意して下さい。余談ですが、もしエナジー・バンパイアと出会ってしまったら退治するのではなく、カウンセリングを促してあげて下さい。それも難しければ挑発したり刺激したりせずに極力逃げて下さい。

それはそれとして、このように思考というのは、どんどん連鎖して行きます。思考は記憶やイメージをどんどん関連付けて具体性を帯びて来るのです。
味噌ラーメンやチャーシュー丼が食べたいと思う事は決して悪い事ではありません。実際に食べるか食べないかは関係ありません。本人がそれで楽しい時間を生み出せるのならその思考は価値があるのです。
思考というのは生まれ持っての個性も関係ないとは言い切れませんが、どちらかといえば後天的な要因が大きいです。どの時代に、どんな文化圏で、どんな教育を受け続けて来たか等で思考パターンも大きく変わって来ます。

習慣を変えれば人格も変わる!?

たとえば、先ほどエナジー・バンパイアの話をしましたが、彼らは好きでバンパイア化してしまったわけではありません。劣悪な環境に長く属していた事で強烈な影響力を受けてしまったのです。
思考は習慣で変わります。習慣化された思考パターンの事を『人格』と呼んでも差し支えないと思います。どういう事かというと、人格は思考パターンの習慣を変えれば変えることができるのです。

ただ、100%人格改造をするという発想は持つ必要はありません。僕たちは「ネガティブな思考=悪」と思い込んでいる節がありますが、必ずしもそうではありません。ネガティブとは危機回避のための必要な思考の1部なのです。
だから、思考パターンを変えたいと思うのは悪いことではありませんが、「ネガティブ思考を持つ事は罪だ!」と自分を責めるのは今直ぐに止めた方が良いです。
大切なのは思考パターンを結果的に自分(自分たち)にとって有意義に出来れば良いのです。味噌ラーメンについての思考だって、自由に広げれば良いのです。

「味噌ラーメンを食べたら太っちゃう」と思っても良いのです。そこから「太らない味噌ラーメンを開発したら世界中の人が喜ぶかもしれない!」という思考に持って行くと、ネガティブはネガティブで終わらないのです。または、「無理なダイエットより、運動しないことが問題よね!楽しく運動できる方法をYahoo知恵袋で検索してみよう!」でも良いと思います。「会議をいっそ『パワーランチ』と銘打ってラーメン屋さんで行ったら誰も臭いが気になるとか言わないよね!提案してみようかしら!」でも良いと思うのです。

このように思考パターンを有意義に持って行く習慣さえ付ければエナジー・バンパイアだって、気が付いたら「あなたといると元気になるわ!ありがとう!感謝の気持ちを込めて、あなたの好きなチャーシュー丼をご馳走させて!」と言われるようになるかもしれません。