池川明先生インタビュー「子どもたちが語る神秘的な記憶「胎内記憶」についてもっと知りたい!」PART.5「胎内コミュニケーションの影響力」

TRINITY Vol.50の「専門医が教える健康生活のオキテQ&A」企画でご紹介した、池川明先生が伝える「胎内記憶」について、TRINITY WEBではより詳しく皆様にご紹介していきます!

はじめに、池川クリニック院長の池川先生は、日本で唯一「胎内記憶」の研究を続けていらっしゃる、産婦人科の第一人者です。2001年に全国の保険医で構成する保団連医療研究集会で発表した「胎内記憶」が新聞で紹介され話題となってから、今でも多くのマスコミで取り上げられています。多数の著書やCD、精力的に講演活動もされるなか、現在公開中の映画「かみさまとのやくそく~胎内記憶を語る子どもたち~」にもご出演されています。この約10年の間で多くのお母さんに浸透してきている「胎内記憶」には、私達に教えてくれる輝く真実が宝石箱のように詰まっています。より多くの方に知って欲しい「胎内記憶」について、色々と池川先生にお話を伺ってきました。

赤ちゃんへの共感力が最高級のコミュニケーション!

――赤ちゃんが胎内にいる時のお母さんとのコミュニケーションが、生まれた後の子供の人生に影響を与えるそうですが、良い接し方があれば教えてください。

接し方としては、お腹の赤ちゃんに共感してあげるのが良いです。人間同士もそうですが、相手の本心は分からないものですよね。心に思っていることは、言葉にすると情報が落ちていくし、違うことを言ったりするものです。でも言われた人は、「この人はこんな事を考えているんだ」と、その言葉のままで感じてしまいます。でも結局のところ、相手が思っている本当のところは分かりません。

でも共感する力があれば、こんなことを言っているけど、心の中では本当は別のことを考えているのかなと想像するようになります。お腹の中にいる赤ちゃんとは、その共感の練習が出来るんです。「赤ちゃんは、こんなこと考えているのかな? お腹は空いたのかな?」など、赤ちゃんは話せないからこそ、お母さんがその立場に立ってコミュニケーションをしながら感じようとする共感の練習が必要なのです。

夫婦間でも同じです。多くの奥さんが旦那さんに「あなたは私の気持ちが分からない!」というセリフを言いますよね。しかし、そういう奥さんこそ、旦那さんの気持ちを分かろうとしていないですよね。だから、私の気持ちが分からないって怒るのです。でも、相手の気持ちが分かる人はそんなに怒らないです。

共感力があれば旦那に何か言われても「会社で嫌なことがあったからこんなこと言うんだな」と分かるから腹が立たない。その感じたことが正しいかどうかは分かりませんが、それが共感する力だから、そこから読み取るんです。

もし旦那さんが奥さんの気持ちが分からないにしても、奥さんに対して「お前、今日何かあったのか?」って気遣ってくれるだけで、それだけで怒りは鎮まるものです。それこそが共感力なのです。

本当に何が起こっているかは言いたくないこともあるし、うまく伝えられないこともあるけど、分かってくれようとしただけで、すごく楽になるのです。そういうことを、お腹の中から練習できます。

赤ちゃんはお母さんの気持ちが分かっています。そして、お腹の中からお母さんと一生懸命コミュニケーションを取ろうと、つわりや胎動、夢の中に出てきたりと、様々なツールを使って分かってもらおうとしているんです。だから、共感力を養って、「お腹空いた?」など話し掛けたりして、お腹の中にいる時から子供と良いコミュニケーションを取れるように接してあげましょう。

~次回は「大人でも胎内記憶は思い出せる」をご紹介します。お楽しみに!~

■池川クリニック
http://www1.seaple.icc.ne.jp/aikegawa/

TRINITY Vol.50は現在書店にて好評発売中です。P38に先生のインタビューが掲載されております。そちらも合わせてご参照ください。

■TRINITY Vol.50 詳細はこちら
https://www.el-aura.com/20140324001-2/

★9月20・21日(土日)に開催する「健康生活フェア 2014 in YOKOHAMA」への池川明先生のご出演が決定しました! 池川先生のお話を直接聞くことができる貴重な機会です。ぜひお越しください!
http://www.healthylifefair.net/2014_yokohama/archives/guest/ikegawa_akira