「霊的生き方と冒険~前編」。ウィリアム・レーネンさんが教える、霊的意識を生きる方法

ウィリアム・レーネンさんエッセイ PART.9

すべての経験は、成長へと続く冒険である

それぞれの国に過去の出来事の記念日を記憶するためのもの、休日、記念日があり、過去にもとづく宗教的なものもたくさんあります。今の時代に霊的に生きることは、過去のことではなく、今日にもとづき、未来につながる生き方をすることです。

多くの人が、霊的な学び、実践によって何が得られるかということにフォーカスしており、それはお金、名声、リスペクト、力などだと思います。過去にどうしてもフォーカスしてしまうというのは、水瓶座の時代の前の魚座の2000年の間に刷り込まれたものであり、今の時代とは異なります。

魚座の時代、多くの人は変化と新しいことに取り組む際、ネガティブな結果に可能性を考えました。今、水瓶座の時代、ポジティブな結果の可能性にフォーカスする影響を受け、チャンスをつかんでいこう、リスクを取ろう、変化を起こし、新しいことをやろうと思うようになります。

ポジティブなエネルギーにフォーカスすればする人が増えれば増えるほど、水瓶座の時代のパワーを広げることになり、すべての経験は成長と報いへと続く冒険を創造する機会だということを理解し始めるでしょう。

スピリチュアリティとは、宇宙の法則を生きること

何世代にも渡って、スピリチュアリティは宗教によって実現されると考えられました。宗教に関係ない人が何をしたとしてもスピリチュアルとは考えられなかったのです。スピリチュアリティとは知識を覚えるプロセスではなく、宇宙の法則を生きることです。

魚座の時代、何かを得るなら、何かに参加する、やるという時代でした。スピリチュアリティはもうお金を稼ぐことではなく、有名になる、リスペクトを得るということではありません。スピリチュアルに生きるためには、成長、平和、調和への献身さが必要であり、そうすればすべての生命に癒しが起きるのです。

今の時代を生きることによって、すべての人が自分の家族と自分だけという考えも含めて、すべての考え方を変えることになるでしょう。

すべての経験が冒険だと考えるあり方を発見するにつれて、過去のさまざまな刷り込み、あり方、考え方にしがみつかずに問題にどのように直面するかを学んでいくでしょう。過去にもとづくというのは、スピリットの世界の低い階層の意識と同じであり、すべての経験が冒険だというあり方は、スピリットの世界の高い階層の意識とつながることになります。

~続く~

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