有名人で見る西洋占星術 ~星は人生のトリセツ~PART12 神田沙也加さん 前編

大ヒット作「アナと雪の女王」のヒロイン
アナの声を担当した神田沙也加さんのホロスコープ

みなさま、こんにちは。キャロラインです。
梅雨明けと同時に暑い日が続いておりますが、夏バテされていませんか?

そんな暑い日常を忘れさせてくれるような「アナと雪の女王」のDVD発売ですね。
映画も日本歴代3位と短期間で記録的な動員を記録した大人気作はDVDの売り上げも発売初週に200万枚というダブルミリオンを達成!
夏休みにお子様とごらんになるご家族も多いことでしょう。

今回の~星は人生のトリセツ~は、大ヒット作「アナと雪の女王」のヒロイン、アナの声を担当した神田沙也加さんにフォーカスしてみましょう。

神田沙也加さん 1986年10月1日04時39分 東京生まれ
(ご両親共に有名人ということで、出生もニュースになりましたので、出生時間が判明しております)
神田正輝さん、松田聖子さんというビックネームをご両親に持つ神田沙也加さん。
当時のトップアイドル、不動の人気を誇る松田聖子さんの出産とあって、沙也加さんは誕生の瞬間から注目の的でした。

そんな沙也加さんのホロスコープを拝見しますと、やはり、と思わせる星の配置をお持ちなのです。

自分自身が社会的に認められたいという強いこだわり

自分自身をあらわす太陽が、自己の部屋と呼ばれる第1ハウスに位置し、自分で稼ぐお金のお部屋の第2ハウスに冥王星が、そして、知性と言語表現のお部屋の第3ハウスに土星が位置します。

約30度ずつ離れて位置しているこの配置は、神の手と呼ばれる「YOD」に準じる「逆YOD」と呼ばれ、自分で自由に動こうにも、動くことのできない、ある種の宿命をもった配置なのです。
そのため、ご自身が苦しく感じられる場合も多く、西洋占星術では、いわゆるラッキーな配置には分類されませんが、オリンピック選手など、何かを成し遂げる方に多いのも特徴です。
そんな逆YODの配置を沙也加さんはお持ちになっているのです。

その中でもポイントとなるのは、水星、冥王星、金星の集まる第2ハウスです。
星が多く集まるハウスはオーバーロードと呼び、その方の人生のテーマであったり、ポイントになります。

この第2ハウスは、「自分で稼ぐ金銭のお部屋」と呼ばれますが、単純にお金だけではなく、自分が社会的に認められ、それによって確固たる地位と金銭を得たいというプライドや自意識が含まれています。

幼い頃から松田聖子さんの娘として注目され、何不自由の無い生活をしていても、いえ、だからこそ、自分自身が認められることに強いこだわりをお持ちになっているのでは、と思います。

また、言語表現を担当する第3ハウスに土星が位置します。

沙也加さんは、1999年弱冠13歳にして、ALICE名義で母松田聖子さんのアルバム曲で作詞家デビューを飾っています。
その後SAYAKAとして、グリコのCMデビュー曲では、歌唱のほか、作詞も担当され、言葉をつむぐ才能が非常に豊かであることがわかります。
といっても、すぐにスターダムに乗ったわけではなく、途中、一年半の休業ののち、芸能活動を再開されると、名前を伏せた作詞活動の他、舞台を中心に着実に実力と人気を備え、ピーターパンやレ・ミゼラブル、赤毛のアン等に出演し、歌唱力に定評のあるミュージカル女優としての地位を築かれていきました。

途中の休業を含め、ゆっくりと、着実に力をつけ、大きく花開いたのは、第3ハウスの土星のコツコツ努力する力と第1ハウスの自分自身をあらわす太陽、そして第2ハウスの冥王星の集中力やパワーが逆YODを形成していることが、良い意味で大きく影響しているのでしょう。

才能という母からの贈りもの、抑圧と葛藤

また、月のあらわす感受性と芸術性、創造性を表す海王星がトラインという良い角度を組んでおり、この海王星はルーツ、家族、母親との関係をあらわす第4ハウスに位置します。
月は感受性を表すと同時に、母も表します。
沙也加さんの才能は、紛れも無く、松田聖子さんから受けついでいるのでしょう。

とはいえ、母松田聖子さんと娘神田沙也加さんの間には、幾度となく家出や確執が伝えられました。
沙也加さんの月は土星とスクエアというぶつかる位置にあり、強い抑圧や葛藤をお感じになっているのでしょう。
また月は第12ハウスという「隠された部屋」別名「秘密の部屋」にあり、
母を隠しておきたい、母の影響から逃れたいという思いは、作詞家デビューもその後の活動も松田聖子の娘としてではなく、別名であることからもわかります。
その他、忙しい聖子さんに代わってお祖母様に育てられたことも、母との距離を感じる一因となっているのではと思います。

芸能人として活動するのには、条件としては良い二世タレントさんですが、やはり、沙也加さんの感情的な葛藤は大きいのではないでしょうか。

そんな葛藤を乗り越え、いろいろな意味でデビューの条件は良いけれども、大成されることは少ない二世タレントさんでありながら、大きなチャンスをものした神田沙也加さん。

次回は、この大ブレイクをはじめ、大きく影響を与えた星の後押し、現在の星の影響を見てみましょう。