確かにアンマのハグは、普通のハグと違います~2014アンマ来日プログラム体験レポート

2014年5月に来日した、“抱きしめる聖者”アンマ。その来日プログラム会場の様子を、MICHAEL Yukiさんが体験レポートしてくださいました! 今回アンマのダルシャンを体験するのは、実に10年ぶりだったそうです。

会場は異国情緒が溢れるインドワールド

会場に入った瞬間に鼻をくすぐるお香の香りが、なんとなくインド的。雰囲気が異国に来たような感触すら覚えました。
既にアンマのハグ(ダルシャン)は始まっていて、唱えられているお経のように続くチャンティングに、意識が完全に日常と切り離されます。
会場の壁側には、販売を行っているブースがあり、収益は慈善事業に使われます。アンマが身に着けたネックレスや数珠なども並んでいました。独特なオイルや、種、さらには、インドの神のエネルギーのマントラなど、日本ではなかなか見かけないものも…。
軽食としてインドのスナック、カレーやチャイなどを味わえるカフェでは、テーブル席もあるので、ちょっとした休憩には最適です。さらに、並ばないと受けられないほど大人気なのが、「占星術」でした。

アンマと同じ空間にいるだけで……

ダルシャンを受けるには、まず受付をして、アルファベットと番号の書かれたカードをもらって、ただただ自分の順番が来るのを、ひたすら待ちます。

アンマがいらっしゃる壇上に上がってからもまだ少し時間があるのですが、アンマの近くでアンマの奉仕を見ていると、なんだか目頭が自然と熱くなったりするものでした。
なかには、壇上に上がっただけでも、アンマにまだ触れていないのに、感激のあまり泣き始めてしまう方もたくさん。身体の不調がある方、何かしら問題を抱えている方も付き添われて、ハグをしてもらっている光景も多く見かけました。

約3日間の朝から夜までのイベントがアンマの日本での開催スケジュール。海外では、もっと長い期間行われ、最終日にはダルシャンが夜通し続いて翌日のお昼まで続くこともあるそう。

アンマはいつもダルシャンを行う時には、白い衣装を身に付けていらっしゃるのですが、何人ものハグをしていると、受けられた方の涙やお化粧などによって、アンマの右胸の上あたりが真っ黒になるほどだそうです。

ついに順番が!アンマのダルシャン

確かにアンマのハグは、普通のハグと違います。
背中をなでたりすることもあれば、抱きしめる時に、なんだか一定のリズムで自分の方に引き寄せているような感じに見えます。そして、右の耳元にマントラを唱えてくれるのですが、これは、現地の言葉が分かったらいいなぁといつも思う瞬間です。(※)
「言葉はわからなくても、エネルギーは発動する」と言われています。このエネルギーを耳から受けている、そして、ハグでふわっとしたエネルギーに包まれる、という感触です。
私自身、久しぶりにこのハグの感触を味わって、柔らかく、そしてささやかれる愛のエネルギーがこもった言葉で、自分自身の心がなんだか温かくなり、アンマの身体から離れた時に、ニコッとアンマに微笑まれたのを見て、私も「ありがとう」と心から自然と感謝が湧き出ていました。
そして、バラの花びらと、チョコ、供物であろうバナナを頂きました。

※アムリタハート様による註
抱擁中にアンマがささやかれる言葉について
「抱擁を受けた際、アンマに耳元で何かささやかれましたが、何とおっしゃっているのですか?」という質問をなさる方が多くおられます。
多くの場合アンマは、日本語で、男性には「イトシームスコ(愛しい息子)」、女性には「イトシームスメ(愛しい娘)」とささやかれます。
アンマは、似たような意味の言葉を、訪れる国の言語や抱擁を受ける人の母国語でささやかれます。また「マーマーマーマーマー」とささやかれるとき、「マー」とは「聖なる愛・聖なる母」を意味し、「男性の内にも女性の内にも元々ある聖なる愛・聖なる母性を目覚めさせるために唱えているのです」とアンマはおっしゃいます。

ダルシャンを通して愛を受け取って欲しい

日本でも、アンマについて「ハグで愛を伝えて癒す聖者」と、少しずつ浸透しつつあるようです。私が10年前に初めて訪れた頃は、まだまだ「スピリチュアル」という言葉もなんだか怪しげなものとして思われることも多かったのですが、現在は、うつや心の問題を抱える人も多くなってきているせいか「癒し」という意味での「ヒーリング」という言葉はとても一般的になっていると思います。

まだまだどうやって自分を癒すのかわからない人たちも世の中には沢山いるのかもしれませんが、日本ではあまり馴染みのないハグをしてもらった時に、自分がどう感じるのかを、ぜひ一度は体験してもらいたいなぁと思います。
素直に、心を真っ白にして、ハグされて、愛を受け取って欲しい。もっともっと日本にも、愛のエネルギーを広げてくれるこのイベントが広まると良いなぁと思っています。

取材協力:
NPO法人 国際チャリティ協会アムリタハート
http://www.amritaheart.org/