蓮村誠先生インタビュー「アーユルヴェーダで健康になる秘訣を教えてください!」PART.3「夜遅くまで働いている人にお勧めの食生活」

前回に引き続き、TRINITY Vol.50の「専門医が教える健康生活のオキテQ&A」企画のなかで伝えきれなかった、蓮村先生直伝のアーユルヴェーダの健康法をTRINITY WEBでご紹介していきます。

はじめに、蓮村誠先生は日本では大変希少なアーユルヴェーダドクターです。クリニックでの診療以外にも、アーユルヴェーダ式毒だしの著書をたくさん執筆されており、ご多忙な日々を送られています。そのようなご多忙な中でも、常にアーユルヴェーダの叡智に沿った生活を送られており、誰もが欲しいと願う若さと健康を保たれております。去年は歳が離れた若くて綺麗な女優さんとご結婚されました。そんなイキイキと輝いている蓮村先生に、いつまでも健康でいられる秘訣をお伺いしてきました。

 

夜遅くまで働いている人にお勧めの食生活

──今まで、睡眠の大切さや、睡眠を深く取るコツについてお伺いをしてきましたが、都会では遅くまで働いている人たちがたくさんいます。 そのような人たちでも出来る良い食生活の方法を教えてください。

まず基本は、昼ごはんをきちんと食べる事です。そして夕方6時~8時までに軽めの夕飯を食べます。もしも、それ以降に帰宅してお腹が空いているようであれば、温めた牛乳を1杯飲んで寝るようにすれば良いでしょう。この流れが一番お勧めです。

中には昼をしっかり食べると午後眠くなるので、お昼を抜く人がいますが、それをしてしまうと身体が必要な栄養分と、心の満足が得られなくなります。その不足した分は、夜に食べてしまいますから悪循環になります。夕飯を多く食べる問題点は、眠りが浅くなる事と、消化しきれなかった食べ物が、アーマという毒素となって身体の中に残る事です。毒素が身体に溜まる事により、身体が冷えたり、身体の機能が鈍るのです。夜しっかり食べる事が、消化力を落とし、身体が重く、鈍く、冷やします。本来人間は、昼に消化力が強く燃えていますから、その時間帯にしっかり食べるべきなのです。

最初はお昼の食事の量を少しずつ多くして、夕飯を減らしていき身体を慣らしてください。 もし、昼食後に眠くなるようであるならば、食後に散歩をすると良いでしょう。食後の散歩は消化力を上げますので、眠くなりにくくなります。20分ほどを目安に軽く歩かれてみてください。

──夜にお勧めの穀物は特にありますか?

あまり身体が熱く燃えるようなタイプではない、おそば、長粒米(インディカ米)、麦飯はとても良いです。

逆に、身体を温め火がとても上がってしまう、精白した小麦粉、白米、玄米などは夜には向きません。虚弱な方が玄米を食べると身体が温まり元気になるという効能はありますが、それでも夜は食べるべきではありません。玄米を食べたいときは昼にしてください。穀物にはそういう工夫が要ります。

■マハリシ南青山プライムクリニック
http://www.hoyurishikai.com/data/doc.html

■TRINITY Vol.50の詳細はこちら
TRINITY Vol.50は現在書店にて好評発売中です。P33に先生のインタビューが掲載されております。そちらも合わせてご参照ください。
https://www.el-aura.com/?p=49773

■蓮村誠先生が「健康生活フェア2014 in YOKOHAMA」で講演されます
http://www.healthylifefair.net/