エンジェル・セラピスト®夫婦のスピリチュアル子育て PART.42~ママの一番の協力者(寛子編)

子育ての強力なサポーター

産後1ヶ月より仕事を再開し、早1年が経過しました。
Trinity WEBでの「スピリチュアル子育て」シリーズの連載も、2013年7月から始まり、もうすぐ1周年になります。

お陰様で、「この連載を読んで子育てのバイブルにします」という妊娠中の方、共感して下さる子育て中の方、将来の参考にしたいという、これから結婚出産を考えている女性の方などのお声を聞くにつれ、しょっちゅう限界を感じながらも続けてきたこと、報われる思いです。お声を届けていただき、本当にありがとうございます。

赤ちゃんのいる生活で仕事の時間をやりくりすることは、周りの協力無しには出来ないと痛感する1年でした。自宅に居ながら、トイレに行くことすら自分の自由にならないほど。出産前は想像出来なかったことです。

そして私の仕事を協力してくれる人たちは、一緒に子育てと仕事をしている夫を筆頭に、実家の両親、弟、義母、友人、うちの個人セッション・レッスンや講座を受けられる方、取引先の会社の方々などなど……挙げ始めると、キリがありません。

しかしもっと、大切な協力者がいるのです。
子育て中の方は、決して忘れてはいけません。
それは、あなたの赤ちゃん(子供)です。

赤ちゃんにとって、ママは絶対的な存在です。
娘の小葉(このは)も1歳1ヶ月になり、ママから離れて行動することも増えてきました。ママにくっついて安心感を充電すると、また少し遠くに冒険に出かける。冒険の後は必ず「ママ~!」としっかり抱きついて充電、ということを繰り返しているようです。

この連載を含め、原稿を書く時間が必要なときは、通常は寝ている間に書き上げます。しかし締め切りが近く、でもまとまった時間昼寝してくれないというような時、赤ちゃんに協力をお願いすることになります。

「この原稿を書くのにね、ママは60分集中したいの。ちょっと待っててね。」
「スピリチュアル子育て」連載の原稿を書くために、初めてこうお願いしたのは生後1ヶ月の時。

低月齢の頃は1日の授乳回数も多く、ママの抱っこで安心して寝ることが多いため、一生で一番母子べったりの時期です。

集中するためにカフェでパソコン作業、チャイルドシートのゆりかごタイプをお店に持ち込み、そこに赤ちゃんを座らせました。
すると、ブスッとつまらなそうな表情をしていましたが、静かにママの作業を見守りながら待っていてくれたのです。

そして60分が経ち、あともうちょっと……と5分オーバーした頃、「もう約束の時間が過ぎましたよ」と言わんばかりに動き始めて、構って欲しいアピールが始まりました。
生後1カ月の時から、ママの仕事を理解してくれたのですね。

赤ちゃんの正確なタイマー

そして、例えばスピリチュアル・カウンセリング90分のご予約がある場合は、その間別室でパパと待っていてもらいます。
「ママはお仕事だから、90分なんだけど待っていてもらえる?」とお願いすると、可能な限り待っていてくれます。

カウンセリング・セッション中、クライアントさんも驚くほど静かです。
「(起きている)赤ちゃんがいるとは思えないですね」と言われることも、多々ありました。
そして不思議なことに、予定していた90分が経つとママを呼ぶような声を出すのです。
それが1回や2回ではなく、定期的にセッションを受けられている方たちもおもしろがるようになりました。
そのうち、とても正確な「このはタイマー」と呼ばれるようになりました。

ありがたいことに、クライアントさんたちも
「もう、このはちゃんに、ママをお返ししないとね!」
と言って下さり、協力していただき予定の時間でセッションを終了することになるのです。

実家に子守をお願いするときも、必ず時間を伝えるようにしています。
「お仕事だから、3時間後にお迎えにくるね」と。
ちゃんとママ充電が出来ていて体調も良ければ、お仕事が終わるのを良い子で待っていてくれます。

赤ちゃんですから疲れていたり眠かったり、体調が悪かったりすると、やはりママから離れるとぐずって泣いてしまいます。仕事に協力してもらうためには、まず赤ちゃんに無理をさせないことが必須ですね。

それにしても、赤ちゃんの時間の感覚は本当に不思議です。
赤ちゃんの脳の働きは大人が左脳で言語や情報を認識するのとは異なり、右脳で直感的に受け取っているそうです。

私たちは普段、カレンダーや時計で時の流れや時間を認識しています。しかし自然界には、カレンダーも時計もありません。赤ちゃんもお腹の中で成長し、40週前後でちゃんと生まれてきます。満月や新月にお産が多いのも、自然のリズムが生命に刻まれている証拠でしょうか。

それにしても、大人都合の60分、90分という単位も認識していると感じられるのは本当に面白い現象だと感じました。
赤ちゃんにも時間を認識する超感覚があり、大人はそれを忘れてしまっているのかもしれませんね。