「モナコを救うために私ができること…」~女優魂が見せた奇跡の演技「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」

ニコール・キッドマンが完璧に演じ切った
モナコ公妃 グレース・ケリー

2014年度、第67回カンヌ国際映画祭オープニング作品としてのワールドプレミアが行われた「レース・オブ・モナコ 公妃の切り札」。話題の本作の10月日本公開が決定しました。

本作は、人気絶頂でハリウッドを去りモナコ公妃となったグレース・ケリーが、公国の存亡の危機に決死の覚悟で手を添えた、知られざる世界史の1ページを描く感動の物語。
グレース・ケリーに扮するのは、『めぐりあう時間たち』でアカデミー賞を獲得したニコール・キッドマン。伝説のクール・ビューティを甦らせるのは、彼女しかいないと誰もが認める抜擢に見事に応え、美しさと気高さだけでない生身のグレースを演じ切りました。

夫のレーニエ公には『海の上のピアニスト』のティム・ロス、歌姫マリア・カラスには『カルメン』のパス・ヴェガ、さらに『フロスト/ニクソン』のフランク・ランジェラなど演技派たちが顔を連ねる。監督は、マリオン・コティアールをアカデミー女優に押し上げた『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のオリヴィエ・ダアン。優れた脚本に加え、名優が熱演する本作。作品の世界観に強烈に引き込まれる秀作。

モナコの危機を救うために自分ができるとは?
女優魂が見せた奇跡の演技

人気絶頂でハリウッドを去り、モナコ后妃となったグレース・ケリー
公国の存亡の危機に彼女が演じた<一世一代の大芝居>とは――?

<STOTY>
“世紀の結婚式”から6年経った1962年、グレース・ケリーは、いまだにモナコ宮殿のしきたりに馴染めずにいた。社交の場で女性が政治に意見するのは「アメリカ流」だと皮肉られ、夫のレーニエからも公の場では美しいだけの人形でいることを望まれる。

失意のグレースがヒッチコックからのハリウッド復帰の誘いに心を動かされたとき、レーニエは過去最大の危機に直面する。フランスのシャルル・ド・ゴール大統領が過酷な課税をモナコに強要、承諾しなければ、「モナコをフランス領にする」という声明を出したのだ。

窮地のなかグレースは、自分にしかできない秘策を考え出す。外交儀礼の特訓を受けて、完璧な公妃の“役作り”に励み、ド・ゴールを含む各国の指導者を招いたパーティという“舞台”を用意。果たしてグレースが自ら書いた“脚本”のクライマックスとなる、運命を握るスピーチとは──?

「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」
2014年10月TOHOシネマズ有楽座他全国ロードショー
http://grace-of-monaco.gaga.ne.jp/

監督:オリヴィエ・ダアン『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』
出演:ニコール・キッドマン『めぐりあう時間たち』『ムーラン・ルージュ』/ティム・ロス『海の上のピアニスト』『パルプ・フィクション』
/フランク・ランジェラ『ドラキュラ』『フロスト/ニクソン』/パズ・ヴェガ『トーク・トゥ・ハー』『カルメン』
配給:ギャガ
2014年/103分
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