どうして私は人間関係でつまづきやすい?穴口恵子さんインタビューPART.2

人間関係が苦手な人は 自己イメージを高めていこう

Q:苦しい生き方をする人と幸せな生き方をする人で、人との関わり合いの面ではどういうことが起こるのでしょうか。 苦しい生き方をする人の中には人間関係を構築できない人が多くいるのは事実です。人間関係でこれ以上苦しむのが嫌だから、関係を深くしないという無意識的な意図やネガティブなオーラを放っていて人を寄せ付けない場合もあります。 どちらにしても相手に言ったほうがよい場面で言わなかったり、様々な機会で関係を深めようとしないなど、必要なコミュニケーションを断ってしまうことで、人間関係が浅くなり誤解が生じてしまいます。 ですので、苦しい生き方をする人というのは、人間関係でつまづきやすいのです。 Q:「人間関係でつまづきやすい」というのはどういう思考が原因しているのでしょうか?人間関係でつまづきやすい人の特徴的な思考としては、「自分嫌い」という想いが根底にあります。自分のことが良く分からなかったり、自己イメージが低い人です。 「どうせ私は~だから」「何をしても無理」といった心の言葉や思考が染みついているんですね。長年の思考や心のクセは言葉にしなくても表情やオーラに出ているので、人に伝わっていき、人との間に隔たりができていきます。 そしてそういう思考の人は自分に才能があっても、それに気付くことがないので人生にも大きく影響してしまうのです。

苦手意識は自己の投影 自分の感情をスル―しないこと

Q:ではそういった人と人間関係を築くにはどうしたらよいですか? 大切なことはその人と関わっている時に何を感じているかを注意深く観察します。恐れか、不安なのか、それとも嫌悪感なのか。苦手意識の中には様々な感情があります。 そして上司だったら「母親に怒られているみたいな口調が嫌だとか」、部下だったら「過去の自分のようにミスが多い」と自分が相手に何を投影しているかに気付くことでもあります。 自分が一番蓋をしておきたい記憶や、すでに乗り越えてきた部分を突きつけられるとそこに苦手意識が生まれるのです。 Q:苦手意識はどうしたら克服できますか? まずは現実をチェックして苦手だとどうして自分が判断したのかポイントを探っていきます。 そしてその時、質問する力がとても重要になってきます。第一印象から苦手意識をもった場合は大抵の場合、投影が影響しているのですが、相手のことを知っていくと、自分がいかにジャッジしていたかを知ることになります。 そしてその相手の苦手な態度を自分も他にしてないかどうか、チェックしていきます。人は同じものを持っているものですから、共通点を探すことは相手を理解できる相手へと変えてくれます。 嫌だから避けて通っても何もなりません。苦手な相手は自分へのメッセージ。レッスンだと捉えてみてください。 ~続く~  PART.3 もう煩わしい人間関係で悩まない! バックナンバー PART.1  つらい不幸はやがて幸せへと導く道しるべ。  <Profile> 穴口恵子さん スピリアルライフ提唱者。 スピリチュアルと現実を統合したスピリアルライフを実践することを通し、誰もが無限の可能性を開き、人生のバランスを取りながら幸せで豊かに生きることを提唱する。 世界中にスピリアルライフを広めることで世界平和を実現することを最終目標に掲げ、年間の3分の1を海外の聖地で過ごし、スピリアルライフを楽しみながら、執筆活動、セミナー活動を行っている。 ■穴口恵子さん公式HP http://keikoanaguchi.com Text:Maki Shoji ★バックナンバーを見る→連載記事:穴口恵子